Sunny Record

深夜アニメ・ラブライブ!の感想等…

アニメサンシャイン‼︎2期13話「私たちの輝き」感想&考察〜Little Seaside Heroes〜

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スクールアイドルという、居場所。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新年、明けましておめでとうございます!Sunny Roadです。今年もよろしくお願い申し上げます。まあこの記事をもってこのブログの次の更新が全くの未定になっちゃうので今後よろしくしていくのかどうか分かんないけど。

何はともあれ今年は2018年、末広がりの八と縁起の良い数字の年なので自分と向き合いつつしっかり前を向いてアクションを起こしていきたいですね。

 

そんな訳で、アニメサンシャイン‼︎2期13話最終回「私たちの輝き」感想&考察記事をひとまず書いていきますね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#13  私たちの輝き

 

 

 

 

 

 

 

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いきなりネタバレかよ。

 

前回12話、ラブライブ大会決勝戦で歌い踊ったAqours。まさか冒頭10秒で成否の如何をネタバレされるとは思わなんだ。

と、いうかマジで優勝すると思わなかったというのが正直な感想。1話感想ブログかどっかで書いたように、自分はラブライブで優勝しようがしまいがどっちでも良かったんですよ。寧ろ優勝にこだわる千歌ちゃんの姿に少し違和感覚えるくらいで。

ラブライブ大会に向けて、色んな思いを生んで、受け止め、願いと共に乗せて頑張って頑張って駆け抜けていって、その過程で自分たちだけの「輝き」が何たるかを見つけてくれれば、その先の結果は栄光でも失脚でもどっちでも良かったんです。Aqoursは。μ'sの時代と違ってより厳しくなったスクールアイドル界隈ですし尚更ね。なので優勝旗を持ち帰ってる姿に驚きはしましたけど、素直に「ああ、報われて良かったね」と思いました。

じゃあ何が彼女らを優勝に導いたのかと言われれば7話で誓った、内浦には浦女というちっぽけだけどとてつもなく大きいエモーションを抱えた学校があったんだよという「伝えたい想い」と、12話決勝大会直前で見つめ直した「0の自分を1にしたい」という「1への願い」を全力でぶつけられたから、という直情がそうさせたんじゃないですかね。

現に技術的な面でもPVのダンスシーンや曲の完成度もトップクラスでハイクオリティですが、ことアニメラブライブ!においてそういう理詰め寄りの言説は無粋っつーか野暮だってことはいい加減気付いてるので、エモーショナルに受け止めた方が良い解釈できるのではと。

まあでも海岸にぶっ刺すのかよとは思った。ねえそれ一応借り物だからね。そりゃあんたらの想いが孕んだ旗なのは分かるし誇らしく掲げたい気持ちも分かるけどリアル内浦だとその辺結構色んなもの打ち上げられてたりするからね。

 

 

 

 

 

 

 

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ああそう・・・(無関心)

 

落ち着くべきとこに落ち着いて良かったんじゃないですか。ええ。梨子ちゃんさん、内浦に来て何だかんだ苦手意識持ってたもの全て克服出来ちゃったんだし、めざましい成長を遂げられて感動感動(鼻ホジー)

基本的にキャラの暴走・崩壊の火種となるアニマルギミックがあんまり好きじゃないって以前書きましたけど、こんな平凡な着地点に繋がるのなら梨子ちゃん暴走し損じゃんと思っちゃった。電撃G's設定の梨子ちゃんを最初に崩落させたのがこの犬嫌いドッタンバッタン大騒ぎでしたね。でもまあもっと救いが無かった壁クイ同人誌好きというのに比べれば結末を用意してくれるだけまだマシかなー。

結果ノクターンみたいな美形の小型犬じゃなくパグに落ち着いたのは面白かった。プレリュード(前奏曲)と名付けたのは新たな梨子ちゃんの始まりを予感させて良かったですね。しいたけが♀だった云々は本当にどうでもいいです(無関心)

 

 

 

 

 

 

 

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お前、お前可愛いなオイ。

 

鉄壁のスカートは1期1話の入学デビューシーンのパロ。入学式で高校デビューを試みるも失敗、不登校を克服しつつもこの卒業・閉校式で髪型いつもよりキメようとしてまた失敗ってお前可愛いな。アレじゃん、高校時代陰キャだった奴が成人式でイキろうと背伸びしてみるやつじゃん。ちなみに自分は成人の日にインフルエンザでした。

ややあざといですが善子ちゃんのインドア内弁慶っぷりがよく表れた可愛い失敗で思わずニッコリ。元々、人前に見せる自分を着飾り可愛くキメたい願望が強いにこちゃんの系譜を継いでますしね。Wお団子は電撃G'sでファンを沸かせた鞠莉ちゃんとの温泉シーンのアレかな?髪型失敗したら丸刈りという豪快な名前モジりボケをかます花丸ちゃんと漫才の相性良いねぇ。

 

 

 

 

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スポ根漫画か!!!!!!!

 

各自のメンバーカラーで中庭に思い思いのメッセージを書きまくるシーン。10話や11話でも思いましたけどこの2期って昭和臭のする昔なつかし青春スポ根群像劇をリライトしてる節がありますよね。「学校へ贈る寄せ書き」という表現はなかなかイカしてるなぁとは思った。

3枚目のダイヤさんの鳩が豆鉄砲食ったような顔めちゃくちゃ好き。お得意の「ブッブーですわ!」のお堅い説教を敢えてしないのも、最後の思い出作りだからですかね。

筆を持ったらまず制服を描く曜ちゃん、冷静に考えたら女の子として割とやべえ奴だなと思ったけどそうだ、この娘眼前の制服めがけて飛び降り自殺しようとする娘だったね。納得。

 

ただこのシーン、このシーンね・・・

 

 

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卒業・閉校式キチンと終えてからにしろよとは思った。

 

やる事やってから遊ぼうよ、ねぇ。せっかくの式にペンキだらけの顔で出るのも私たちらしくていいじゃないwってのも分かるけど、式の最後に鞠莉ちゃん「私たちは、やったんだ‼︎」っつってラブライブの優勝旗掲げるシーン含めμ'sの頃から相も変わらず卒業式を私物化する風潮は寧ろ様式美みたいに仕向けててこれはNG。厳かに執り行うよりは青春らしいワンシーンでアニメとしては良い・・・のかもしれんけど。

というか卒業生代表松浦果南ってテメェかよ‼︎ほんと、最後までこの娘アピールの仕方があざとくて推しおじさん悲しい。理事長の話をデカい態度で聞いてるこの娘が卒業生代表になると、式の私物化含めほんと底辺DQN高校の卒業式みたいになるからマジでヤメレ・・・

 

 

ちょっと真面目に書きます。

 

13話はこの後の一部のシーンも含め「順序が逆だろ」と思う回でした。

 

最終回でありながら少し抱いた違和感の約半分はそれが原因です。多分この最終回、シーンの一部の順番を入れ替えたらもっとスッキリした回だったなとここで一度評しておきますね。

 

 

 

 

 

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うーん・・・

 

最終回だしあんまり目くじら立てて言いたくないけどこのOP要る?青空jumping heartの披露は多くの方はこれ大会でアンコールを頂いたって解釈してますけどぶっちゃけμ'sの演出を後追いし過ぎじゃね?

μ'sは決勝大会の順番でトリを引き、他の追随を許さない圧倒的なパフォーマンスだったからこそこれは優勝確実だ!とばかりに場の総意がアンコールの声に繋がったんだと、自分は半ば強引に納得してんですよね。そのアンコール曲「僕らは今のなかで」の曲と衣装は、アニメ1期でことりちゃん留学問題を経て「これがμ's最後のライブ」と一度は銘打ったその時に用意された曲で、それを神モブヒフミが持ち込んだのではという考察をネットで見てなるほどとも思いました。μ'sアニメ2期9話の時点でアニメのラブライブ大会運営が何でもありなルールを行使してるクソ運営なのは身に沁みて分かったしもうその辺理詰めで考えるの疲れたのでツッコミません。

でもAqoursはステージ披露の順番決めシーンすら無かったしそもそもそのアンコール制度自体深く考えないようにしてるのに、あまりに強引にねじ込み過ぎでしょと感じました。そのせいで青空jumping heartはμ'sの演出ありきでアニメ1期OPに用意されたのかと思っちゃいますし、言いたくないけどかなり二番煎じ感が出るんですよね。ま、卒業式・最終回という終末感漂うこの時に「青春の始まり」を思わせるこの曲を聴いて良い走馬灯にはなったとだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この回で一番泣いた。マジで。

 

図書・蔵書が全て片付けられ、もぬけの殻となった図書室への名残惜しい気持ちを普段の性格とは対照的に声を荒げて振り払う花丸ちゃん。ああもう思い出しただけで泣ける。

この図書室は花丸ちゃんルビィちゃん、あまり直接的な描写はありませんでしたが善子ちゃんにとっても大切な、大切な「居場所」でした。彼女ら3人ともに言えることは、「本の世界」に閉じこもることができる図書室というこの場所が、自分の大好きな「偶像」を好きなだけ追い求められる、外の世界を遮断してくれる根城だった。空想を空想のままで、本の中の物語として「守ってくれた」サンクチュアリーです。

だけど3人はスクールアイドルという存在と出会い、自分の中の気持ちと向き合いました。自分には、自分の中には「物語」は無いのかって。空想みたいにキラキラな存在になれる「自分の物語」は、本当に無いのか。

いや違う。本当はあるんだ。キラキラな自分になる物語があるなんて思わない・・・と、思わない。可能性から目を瞑っていただけ。思い描いた理想の姿には程遠くなるのが分かりきってるからと、目を逸らしていただけなんだ。どれだけスベってもいい。どれほど見すぼらしい過去があっても囚われない。「今しかない瞬間」の可能性を手放す物語だけは、自分の中で描いちゃいけない。

 

そうして彼女らは、外の世界に飛び出しました。そう思い至らせてくれた、可能性を与えてくれたのがこの図書室。各々がどれ程大切な想いを抱えていたのかは・・・一目瞭然ですよね。声を震わせる演技もあり、心から感動したシーンでした。

 

 

 

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Twitterに全部書いてた。何回目やねん。

俺は別に、曜ちゃんに嫉妬みたいな邪な感情を抱いてほしくない!って処女厨みたいなことは言いません。だけどここで流れた想いよひとつになれという曲が生まれた経緯を曜ちゃんにも当てはめると、彼女は梨子ちゃんに対して嫉妬という独占欲から成る敵意を向ける女の子じゃないと思えるんですよ。それは逆の場合も言えることです。

曜ちゃんは、無力でちっぽけな千歌ちゃんに対して「どうしたらあの娘を支えてあげられるだろう」「何で自分はあの娘みたいに千歌ちゃんと手を取り合えないんだろう」という、表のハキハキ溌剌とした性格とは裏腹にひたすら内向的で足元見て自分を責めてしまう女の子なんです。1期11話で梨子ちゃん「梨子ちゃんの方が相応しい」と言ったのは拗ねてるんですよ。劣等感感じて。あるいは、嫉妬しちゃう自分にはなるまいとそういう言い方を選んだのかもしれません。

嫉妬ってのは内心自分に自信があるからこそ他人に向けられる行為だと思うし、要領が良いという評判を謙遜して否定した曜ちゃんに見合う感情じゃないかなって。

 

後は2期11話の閉校祭ブログで書いた通りです。梨子ちゃんは自責でくすぶっていた彼女に「実はね、そう思ってるのは向こうもだよ」て言っただけ。本当にそれだけです。それだけで曜ちゃんは「気付き」を得た。なので曜ちゃん梨子ちゃんに感謝してる、大好きだと言って何らおかしくないなと思いました。

 

 

 

 

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廃校決定本決まりといい閉校祭といい理事長さん何回泣くねん・・・と思いがちですが、まあ自分はこのシーンはあってもいいかなと思います。というか鞠莉ちゃんにとっての内浦での「自分の物語」は、これしか無いんですよ。浦女を守ること。幼馴染と何か一緒に夢中になってやること。その日々だけを追い求めて3年間のスクールライフを並々ならぬ思いで全て捧げたんですから。果南ちゃんが案じた鞠莉ちゃんの未来の可能性も自分の立場も、彼女は壊したくない時間の「今」の為に全て利用した。

結果が振るわないまま、彼女の常識外れの理事長職を兼ねたスクールライフは終わりを遂げます。彼女にとって理事長兼生徒でスクールアイドルをやっていた時間は、全てが理想通りではなかったにしてもかねてから願い続けたかけがえのない時間。この感謝状を受け取ったその瞬間、離れ離れの日々へのカウントダウンが始まってしまうんです。責務を担う時間こそが、彼女にとって宝物だったから。

だけど、「空は繋がってる」果南ちゃんは言います。多分これ、鞠莉ちゃんが留学して内浦を発つ時に本当は言ってあげたかった言葉なんじゃないかなと思います。遠く離れてても、思いを込めた空は同じ青空だって。自分の勝手な思い込みで誤解をこじらせた3人だからこそ、互いが互いを思う適切な距離感があるはず。ふんわりとしたフレーズでも、そこに確かに力と絆の強さが内包されているなと感じました。

 

 

 

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Aqoursの9人は、皆「それぞれ違う理想像」を胸に抱いています。ある者は最高の堕天使に、ある者は幼馴染の夢を支える人に。なりたい自分という果てしない道のりに、0というくすぶっている自分を1にする為にこれまで頑張ってきました。

そのきっかけを与えてくれたのが皆、この場所です。最初は廃校の報せを聞いても「来年から沼津のハイカラ高校イェーイw」と喜んではいたものの、今の自分が自分らしくいられたのは、間違いなくこの場所があったからだと気付いた時にこの地に対する思いが分かる。大事な夢追う時大事なものが分かるのです。

浦女という場所が、かのμ'sにとっての音ノ木のように理想の自分を全て叶えてくれた場所なのかと言われれば決してそうではありません。だけど、「周り」を気付かせてくれた居場所だったなと思います。周りというのはつまり「他の視点」ということ。一心不乱に過去からずっと同じやり方で同じところだけを見続けるのではなく、ハッと目を覚ましてくれるような別の見方を与えてくれる「繋がり」が、浦女のスクールライフに渦巻いていたと感じます。

 

ピアノが何故大好きだったのか。

自分は何故幼馴染と寄り添いたいのか。

自分は偶像と偶像に憧れる友達にどう立ち行きたいのか。

他人の目や気持ちを慮るより先に、自分はどうしたいのか。

過去の失態さえも覆す、理想の自分になれる居場所はあるのか。

大好きな幼馴染との日々を再び叶えてくれる場所を築けるのか。

大切な幼馴染の夢や可能性をどう繋げたいのか。

かけがえない幼馴染との時間を守る為に何が出来るか。

 

普通という0の真っ白な紙飛行機に、1という色を乗せて大空に刻めるのか。

 

「夢を叶える」というのは、やりたいことを理想通りに行えたことだけを指すのではありません。そうとしか思えないなら、それは物質に飽和して結果だけを重視する現代人が見落としがちな悪い癖です。

夢に向かう内に色んな経験を経て、苦も楽も色んな感情を味わって、新たな視点を得てなお諦めずに進んでいく、その過程そのものが「夢を叶える」こと、キセキでもあると思うんです。大きい視点で見ればね。

 

彼女らは皆過去の自分に枷を付けた、確執を抱いた女の子です。そんな9人の夢に新たな居場所を与えてくれたのが内浦であり、浦女で。だから、そんな場所をこれからも大事にしていきたい。失うことが分かって初めて気付かされる。

生々しい感情ですよね。ほんとは悔しい。悔しいんですよ。何でもっと、最初から上手くやれなかったんだって。誰しも一度はこうして自分に後悔する。だけど、ここがゴールじゃない。そう気付かせてくれたのもここだったから、涙で飾る訳にはいかない。過去を振り払うのではなく、今の自分と手を取り合って未来を諦めないことを教えてくれたこの学校の重い重い門に、最上の想いを込めて。

 

 

 

 

 

 

 

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何度も何度も飛ばしても、少しは飛んでもいずれ落ちて行く紙飛行機。この紙飛行機は千歌ちゃんの生き方そのものです。千歌ちゃんママは母だけあって、千歌ちゃんの性格をよく理解してますね。本当は諦められないのに、周りを見て平気なフリをするって。1期8話そのものじゃないですか。そうなんですよ。千歌ちゃんって真っ白なんです。み・か・ん!

 

真っ白な紙飛行機で、乗せるものも無くて。飛びたい行き先も見つからなくて。そんな自分を見てある時、もしかしたら何か色付いてるんじゃないかって、海の青でも取り込みたいな、海に沈む夕日の赤でも彩りたいなって思って大海を目指してみるんです。このシーンを観た時ハッとしました。

 

千歌ちゃんが言う普通怪獣の「怪獣」って、かの有名な童謡「怪獣のバラード」の怪獣のことだったんだなって。

 

歌詞を書くとJASR○Cさんに嗅ぎつけられるので各自調べてほしいのですが、あの童謡の歌詞の怪獣、千歌ちゃんそのものなんですよ。あ、もしかしてみんな気付いてた?そっか。

 

紙飛行機は自分の力じゃ飛べません。でも内浦が運ぶその風を使ってでもいい、できるだけ遠く高く、自分だけの「色」を翼にしたいと願ったちっぽけな冒険者高海千歌です。そこに同じような想いを携えた仲間が各々「想いの風」で援護してきた。ラスボスを倒す伝説にはならなかったけど、自分を誇る自伝になった。

 

自分の足跡を、足元を見つめて自分の「色」を証明する為に歌い踊ったのがAqoursだったと言えるでしょう。ま、それに対して個人的に思った事は後で書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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何でこれを最後に回すねん。

 

上で書いた「順序が逆」のツッコミのもう一つがこれです。本放送当時割とマジで困惑して「何これプリンセス・プリンシパル?」とか思ってました。

 

いやまあ待て待て皆まで言うな。分かる。分かるよ。ミュージカル要素あってこそのアニメラブライブ!だしね。どうせアレでしょ、μ'sのアニメ1期13話でも2期13話でもこうして最後に「今まで」を歌って大団円で終わったから、それに倣ってAqoursもミュージカルテイストで歌おうとしたんでしょ?うんうん分かる。

 

事実、歌自体は素晴らしかったです。「WONDERFUL STORIES」。複数形になってるのが各々の物語という風でこれまたAqoursらしい。これまでAqoursが披露した挿入歌PVの数々の衣装とステージを詰め合わせるという映像班全面がぶっ倒れそうな一曲のクオリティの高さにはただただ圧巻しました。曲もアップテンポで明るいながらエンドロールっぽいテイストですし、あの何だ、指を差した手を振りながら下げていく振り付けもクセになりますよね。曲自体はすごく好きだし最終回に相応しいです。

 

 

ただ、ただね。これだと結局未練がましく見えるんですよ。

この前のシーンで、ダイヤちゃん(ちゃん呼びしてて何か笑った)も果南ちゃん鞠莉ちゃんも、卒業して東京なり海外なり各々の道に旅立ったという事実が告げられました。そして千歌ちゃんも、依然諦めきれない気持ちがあったにせよその重い重い門を閉めて、浦女の輝く歴史に幕を閉じたじゃないですか。

なのにまた学校に忍び込むって何やねんしつこいねんそこは学校は使うなよ。

もう散々、お腹いっぱいなくらいに浦女に対してやりきれない思いを投げかけたのは分かったんですよ。だからこそ、スクールアイドルで一際美しい「有終の美」は、校門を閉めるシーンで完結させなきゃダメでしょ。そこに果南ちゃん鞠莉ちゃんダイヤちゃんまで呼び込んでまた再び歌おう!とするのは流石に未練たらしいと、自分は思います。

 

勿論、この曲自体を否定はしませんよ。しませんけど、この曲をやりたかったのなら中庭ペンキも含めて卒業・閉校式が終わった後にやれ。

順序を考えてほしかったなぁと。そうすれば多分、真に綺麗にまとまってたと思います。最終回の最後にミュージカルで締めたいのは分かるけど、分かるんだけどさぁ。

 

ここまで生々しい最期を描いてくれたのに、最後の最後で特例を許してステージ幕を下ろしてしまうと、自分が観ていたのは現実的なドキュメンタリーだったのかおとぎ話的ミュージカルだったのか分からなくなりました。

最終回の違和感というのはこれです。この違和感に何かデジャヴだなと思ったらこれ1期13話のステージ前特例ミュージカルと全く同じパターンなんですよね。せっかくここまで人物描写や友情の情景を彫り深く描いて感動を生んだのに最後の最後で現実離れしたことをやってしまう、アニメサンシャイン‼︎のシナリオの詰めの甘さが最後まで変わってなかったことに落胆しました。

アニメラブライブ!理詰めで考えちゃいけないのは分かってるよ。分かってるけど、メリハリはつけようよ。いつになったら分かってくれるの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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13話、総合評価は90点です。

減点対象は言わずもがな最後の特例ミュージカルです。そこまで減点されてないのは、ミュージカル自体は素晴らしいのに挿入するタイミングがあまりにも悪かったという点のみだった故かなり大目に見てます。それ以外は本当に、文句のつけようがない素晴らしい最終回でした。

 

引き続き、アニメサンシャイン‼︎2期の総評を綴らせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメサンシャイン‼︎2期、総合評価は85点です‼︎

いやあ、振り返ってみても本当に素晴らしい作品でした。特にAqoursメンバーそれぞれの人物描写に関しては2期だけでもμ'sを軽く凌ぐ程感動しましたよ。マジで、マジで良かった。何が良かったって生々しい部分なんです。つまり、上手い具合に感情移入できるようにブラッシュアップされてた。

共感できる感情というのは多くなかった気もしますけど、1年生も2年生も3年生も持ちたる感情が「ちっぽけ」なんですよね。そこに自分がアニメで観たかった「人間」が彫り深く刻まれてたように思います。μ'sのように大志を抱く女の子が、良い意味でいなかった。自分の足元を見つめ直して、同じ同志と共に今の自分を肯定しつつ未来に背伸びしてみる。そんな部分にすごく、すごく応援したくなる気持ちが掻き立てられました。大夢を掴むことは出来なくても、過去の自分を未来の糧にしようとする2期の向きは、以前までアニメラブライブ!に凝り固まった考えを貫いていた自分に新たな見方を与えてくれて蒙を啓かれた心地がしました。

 

何度も何度も書くように、自分はアニメの中にリアルな「人間」の生き様を感じ取りたいと思い、常にアンテナを立てて観ています。なのでアニメサンシャイン‼︎で言えばメンバー担当回は基本大好きです。実際、2期でクオリティが高いのは総じて担当回だったと思います。担当回じゃなくても、人物像にスポットを当てるシーンはほんとにブレが無かった。

2話で1・3年生が親睦を深める回も、

4話でダイヤちゃんがモジモジする話も、

5話で梨子ちゃん善子ちゃんが過去を必然と受け止める話も、

6話で果南ちゃん千歌ちゃんが「信じる」ことを信じた回も、

7・8話でルビィちゃん理亞ちゃんが自信を成長に繋げる回も、

9話で鞠莉ちゃんが今の自分に願い星を贈る回も、

11話や12話で曜ちゃんが幼馴染を信じる自分に自立したのも。

 

みんな、みんな大好きです。美しい。その成長の様を描いた挿入歌の数々は、月並みですが全て神曲だと、自信持って評価します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ただ、この2期を経てAqours全体を観た時に、

 

このアニメは「アイドル」のアニメと呼べるのかという疑問符が最後まで付きました。

 

これは良くも悪くも、10話感想ブログで書いたようにAqoursは「スクール」「アイドル」と呼べるのかと甚だ自問自答を繰り返したテーマでもあります。

2期で、Aqoursは浦女廃校阻止を最大の目標にしていました。1話、3話、そして7話と節目のごとくそのリアルで生々しい廃校の現実に、千歌ちゃんは視野が狭まるくらいに躍起になった。まあそれは・・・もう7話の時に散々愚痴ったので割愛します。受け入れはしないけど。

浦女の危機に内浦じゅうの住民が、生徒が一丸となってエールを送るその姿に、μ'sの時とは違う内向きの渦巻きのようなイメージを抱きました。

 

 

μ'sが良い、Aqoursがダメだと優劣を付けるつもりは毛頭ありません。純粋に自分が睨んだイメージがそうだったとだけ言っておきます。ただそこに気付いた時に、「このアニメはアイドルのアニメじゃなくて、アイドルになりたい女の子の冒険譚なんだ」と感じました。

 

それは1話の感想で睨んだように、「スクールアイドルの定義を根本から変える物語」として一貫性がありました。アニメのシナリオにおいてブレが無いというのは本当に高く評価したいし、俺はそんな素晴らしいアニメ作品を追えて幸せだったと今になって幸せを噛み締めてます。

 

さながら、Aqoursは2期になって浦女を守ろうとするちっぽけなヒーローでした。自分が自分らしくいられる居場所を守る為に足掻いて足掻いて足掻きまくるヒーロー。正にAqoursHEROESですね。それは良いんです。ただ、それじゃあ彼女らはアイドルじゃない。ただの町興しパフォーマーに過ぎなかったんじゃないかと思わざるを得ません。別にアイドルの定義を唱えるような、アイドル原理主義者になりたい訳ではない・・・はずなんですけど、それでも自分は初心は忘れてほしくないんですよね。

最後まで比較しちゃいますけど、μ'sのスクールアイドルスタイルはまだその「アイドル」のテーマに即していました。スクールアイドルそのものに可能性を感じて、アイドルの一端として歌いたい想いをステージにぶつけて、観衆に伝える、見てもらうという外向きの欲求があった。本物のアイドルからは離れちゃうけど、観衆の視線をまだ大切にしていた節があります。その代表に中学生組や妹を登場させたりね。

 

でも、Aqoursにはそれが無かった。あってもあまり感じられなかったというのが素直な所感です。理想の自分になる為に、枷となった過去の自分と向き合い決着をつけて今の自分の正しさを証明する内向きの欲求が強かった。より広く厳しくなったスクールアイドル界隈とそれを楽しみに観る観衆は最早不特定多数として認識され、どこか冷たく、「数字」として意識させるシーンがあったりもした。

もしかしたらそれが、今時の高校生全体まつわるリアルでほろ苦い共通認識を演出したのかもしれません。結果的にそうして描かれた2期のAqoursはキラキラしたキャラデザとは対照的にひどく生々しいシナリオでした。Aqoursの物語は、自ら内浦という箱庭で限界を設定した冒険譚に相成ったんだと天啓を得ました・・・けど、だからこそ、このアニメはアイドルを謳うアニメの世界観の僻地に位置する物語だった・・・と、最終的に判断しました。

 

ステージに立って、衣装着て歌って踊る。それを観衆に見てもらい賞賛を得る。考えてみれば本来、アイドルとはその上澄みのキレイな部分を観るだけでなくちゃならない。その舞台裏にどんな人物像があって、どこに住んでて、どんな思いを携えてて・・・というのは外伝的要素です。

しかし、その舞台裏でさえもまるでシンデレラのような、おとぎ話のようなサクセスストーリーで成功に導いた女神のお話がμ's、生々しい現実に歯噛みしたヒーローがAqoursとするなら・・・「スクールアイドル」というブランドは、アイドルと名を冠してはいるもののまだまだ新たな定義という延長線を延ばせるものなんじゃないかなと、将来の展望を述べておきます。

 

 

 

 

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 その展望の直近となるのが、劇場版ラブライブ!サンシャイン‼︎ですよね。嬉しい。ほんとに嬉しいですよ。めちゃくちゃ楽しみです。

正直、これ以上何描くんだろという疑問はあります。ですがこれはμ'sの時でも同じ気持ちを抱いてましたし、それこそμ's同様更なる延長線を描くストーリーなのかな・・・なんて前向きな予想にして胸を膨らませてます。あわよくば劇場版までに新たにシングルCDもリリースされたら更に嬉しいですし、

 

俺はまだまだ、ラブライブ!が大好きだと胸を張って言えます。

 

そう言わせてくれた物語に出会えて本当に嬉しい。

ありがとう。

 

本当に、本当にありがとう。感謝してもしきれない。

 

 

μ'sは、Aqoursは、俺の人生の恩人です。

 

君たちの物語をもっと観せて、魅せてくれよな!

 

 

 

 

 

 

 

 

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以上、総評及びアニメサンシャイン‼︎2期全13話感想でした‼︎

 

万が一ではありますが、毎度毎度ほぼ10000字以上の冗長な駄文記事をここまで根気強く読んでくださった閲覧者の皆様には特別な感謝を。本当にありがとうございました。

書きたい、でもどうせ長ったらしくなって書くの面倒というダメなクリエイターみたいな怠けた感情を抱いたことも幾度となくありました。でもはたとブログに目をやるとはてなスターやコメントを頂いたりもして、本当に励まされました。無事書き切ることができました。

 

次回の更新はマジで未定です。そもそも沼津聖地巡礼をブログ記事にする為に始めたブログだったので、このアニメサンシャイン‼︎感想&考察記事自体スペシャルプログラムみたいなものですし・・・

ですが、ブログにして書き留めたいことが無くはないです。まあお察しの通りラブライブ!関連ですよ。まだ構想段階でいつになるか分かりませんが、その時はもし良ければ斜め読みでもいいんで見てやってください。必ず喜びます。

何だかんだ、このアニメ感想を書いてる内にブログ書くのが楽しくなったしね。面倒くさいけど。でも楽しい。SS書いてた頃のジレンマを思い出した。

 

 

 

重ね重ね、ご覧くださり本当にありがとうございました!

 

 

それでは!

 

 

いとふゆ