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深夜アニメ・ラブライブ!の感想等…

アニメサンシャイン‼︎2期12話「光の海」感想&考察〜空とこの海、出逢う場所へ〜

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昊穹を衝き、飛沫を刻め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメサンシャイン‼︎2期12話「光の海」感想&考察です!いよいよ2017年も残すところ後数日、もう幾つ寝ると何とやらと言う今日この頃ですが、いよいよ彼女らの物語も総まとめとなったクライマックス回に胸が打ち震えました・・・‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#12  光の海

 

 

 

 

 

 

 

 

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前回の閉校祭を経て、愛しい時間への色々な気持ちを噛み締め、確かめた上で最高の歌を飾ったAqours。残す時間を僅かにしたその学舎の肌触りを大切に受け止め、感謝を込めて「憧れの舞台」へ行ってきます、と旅立ちを叫びます。

いきなりホロリときたのは、千歌ちゃんが自分の席に座ってるカット。2期からパッタリ教室のシーンが少なくなっていましたが、このカットのカメラのアングル・・・どこか懐かしいと思ったらそうです、君のこころは輝いてるかい?」のPVや、アニメ1期1話なんかで散見された「千歌ちゃんの席」なんですよね。ま、アニメの様式美的にもこの窓際一番後ろというのは教卓から一番遠く先生の目が行き届きにくい所謂「主人公席」でもある。

 

千歌ちゃんが伝説の存在であるμ'sにときめき、何をどうすればいいのかすらまだ何も分からないまま手探りで始めたスクールアイドル。PVでも1期1話でも、「発起する志」の思いの強さが一際強く残っている席、なんですよね。原点に立ち返り、今までの軌跡をキチンと胸に刻む。改めて今そうしているのは勿論、それら全てを詰め込んだ集大成のライブが目前に迫っているからです。

 

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待機ポーズ中もずっと頑張るビィのポーズしてるルビィちゃん、なんかゲームっぽくて笑った。常に大胸筋を鍛えるスクールアイドル。なおお胸は(ry

 

 

 

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「ごちゃごちゃ、ごちゃごちゃ〜〜〜‼︎(幻聴)」

 

とは、なりませんでしたね今回。そのことを花丸ちゃんにそれとなくイジられるダイヤさん可愛い。別にドヤるところでもないよ(可愛い)。寧ろ都会にひたすら憧れてた花丸ちゃん未来ずら〜!って言うとこなのにね。

 

 

 

 

 

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えぇ・・・(ドン引き)

 

 

梨子ちゃん唯一の汚点が最後の総まとめでひたすら邪魔でしかなかった。割とマジで勿体ない。

 

絞め技がガチすぎるとか一年生からの尊敬の念が日に日に薄れていってるとか茶化してツッコみたいところは山程あるんですけど、この回の減点対象にせざるを得なかったのでちょっと真剣に書くと。

 

「アニメの梨子ちゃんが壁クイ同人誌にハマったりプライベートな部分では色々アグレッシブ」ってキャラ改変、前回もチラッと書いたけどこれ割とマジで誰が得したんですかね?今更な話ですし自分は梨子ちゃん推しじゃないにしても、イジり方があまりに痛々しい。何しろ梨子ちゃんは電撃G'sやコミカライズ等の他媒体で風体は物静かで控えめな女の子で通ってるのに。いや分かってますよ。ことラブライブ!において、最早「キャラ改変」が媒体ごとに成されて別世界線で楽しめという暗黙の了解があるのは。納得はしてないけどね。わざわざする必要は無いと今でも思ってるから。

 

壁クイにしたって、意外性のある趣味でびっくり!というネタにできるにしてもネタにしか消費できないというのは何と言うか、コメディシーンの為だけに作られた設定にしか見えないんですよね。自分は再三書くようにアニメのキャラに「人間」の旨味を感じたいのでキャラを偶像らしくカチャカチャ着せ替えするのは、やるなとは言いませんけどリスキーなものなんだから上手くやってくれって思います。

後まあ、梨子ちゃんの壁クイ同人誌に対する意識とか反応がガチのオタクのそれに酷似してるのが気に食わん。μ'sやAqoursの一部メンバーがスクールアイドルファンやオタクを堂々名乗ってんのに何コソコソしてんの。いや確かに世間体的に「アイドルファン」と「同人誌オタク」を比べてどちらがディープかと言われれば当然なんだけどさぁ。もっとこう、彼女のイメージに合ってるので他にハマる題材あったでしょ。少女漫画とか。あ、少女漫画は穂乃果ちゃんにひっそりポジ取られてるかぁ。

 

 

何にせよ、この回の後半が完全無欠で素晴らしい梨子ちゃんだった故の前半のブレっぷりが鼻についてガッカリでした。前回で壁クイに怪訝な顔してた千歌ちゃんが無自覚にイジるんじゃなく善子ちゃんがイジってきたのは2期1話で哺乳瓶イジりの仕返し的な意味もあるんですかね。

 

 

 

 

 

 

 

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ラブライブ決勝大会、会場のアキバドームに臨み前日に現地入りした一行。早速願掛けとばかりに神田明神にお参り。アキバに着くや否や神田明神というのもこれまたμ's、A-RISEの伝説が後世に受け継がれてるのが実感できます。

男坂の階段に息が切れなくなったのもTOKYOの迫力に呑まれなくなったのも、Aqoursが以前の訪問から飛躍するように成長した証。運動苦手な花丸ちゃんが言うんですからさぞ実感できるのでしょう。

実際、リアル淡島登り降り練習してたら男坂なんてヘッチャラになると思うけど。

メンバー各々が願いを口に出して願います。善子ちゃん全てのリトルデーモンに喜びをと願ってましたが、これは観客に最高のパフォーマンスをという意味もありますけど、Aqoursメンバー(リトルデーモン)の無事と成功という意味も込められてて根が善い子なのを感じましたね。

浦女生徒一同による優勝祈願の絵馬。11月ということは7話の「浦女の名を刻む」ことを誓ったあの回の直後にアキバに訪れたってことですよ・・・ね?ガチ勢じゃん。それこそ浦女の子たちも大都会TOKYOに怖気付いただろうに、実行力がありすぎる。神モブの異名を先代から引き継いでるのを感じました。神が神頼みって何やねん。

 

 

 

 

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遠征の疲れさえ感じさせずしれっと現れるSaint Snowさん。Aqoursもそうだけど2期でみんな遠征を軽く考えすぎだろ。そのフットワークくれよ(切実)

 

理亞ちゃんがあの低音ボイスで「また一緒に歌おうね」って言うのすごくデレ可愛い(小並感)

 

おいおい予選敗退したのに制服まで来て現地に出張って出しゃばりかよーなんて最初は思いましたけど、考えてみればSaint Snowにとってもラブライブ大会は以前ベスト8に輝いた事もある彼女らのスクールアイドル流儀に直結する大切な大会。そうでなくてもこの2期でファイナリストとなったAqoursと大切な繋がりができたのですから応援の意味も含め出向いて当然ですね。神田明神に制服で、というのも初めて出逢った1期7話を思い出して懐かしい。

 

そう、初めて出逢った頃と同じようにまた相見えて。だけどあの時と今回までに、双方共に随分と成長し、変わっていきました。階段に耐える体も、そして持ち得る志も。なので聖良さんは、改めて問い直します。

「勝ちたいですか?」

「それと、誰の為のラブライブですか?」

 めちゃくちゃ惚れた。お前もう主人公でいいよ。いやほんとに。スピンオフしよう(提案)

 

言わずもがな、「勝ちたいですか?」というのは1期12話で千歌ちゃんの方から聖良さんに問うた言葉です。それをこうして、立場や志があの時と変わった今改めて同じ問いを返すとは。あまりに出来すぎた強キャラですよ。2期で存在感も好感度も爆上げ。

 

Saint Snowは、まあμ'sもありますが主にA-RISEの孤高の覇者っぷりに憧れてスクールアイドルを始めました。一層厳しくなったスクールアイドル戦国時代なのもあり、彼女らは姉妹共々「勝つこと」だけを自らの輝きと強く信じて突き進んできました。その貪欲っぷりは、一度はAqoursでさえもライバル意識だけで蹴落そうとした程です。しかし、そのAqoursと出逢ったことによって彼女らのスタイルには変化が生じました。2期では実力を上げていったAqoursのそのスクールアイドルとしての「やり方」に敬意を払い、好敵手として友好的な視野に移り変わったんですよ。そして、以前はどこか優位に立った面持ちでいた彼女らを追い抜かしファイナリストとなったAqoursに、改めて自分たちとは違うスタイルを貫くつもりなのかを確かめる為に問うたのです。

何を掴む為の決勝なのか

何に憧れた故の栄光なのか。

 

問われた千歌ちゃんは返答に窮します。他にも沢山スクールアイドルが優勝祈願の絵馬を掛けてるのを見て焦るシーンも含め、このシーンは千歌ちゃんに決勝という舞台の生々しさを伝えるシーンだったと見ていいでしょう。

 

千歌ちゃんが最初1期12話で「勝ちたいですか?」聖良さんに問うた時は、別に「そんなにまでして勝ちたいの?」と煽る意図があったとかじゃないと思うんですよ。アレは要するに、「勝つことだけが、輝く為の手段なのかな?」って半分自問してるのかなって思います。問われた聖良さんに煽り耐性があって良かった。

1期12話までのあの頃、千歌ちゃんはただただμ'sという偶像に憧れてスクールアイドルをやっていました。μ'sを目指して頑張っていれば、μ'sのように圧倒的なスピードで廃校を救いラブライブの高みにも上り詰められると信じていた。ラブライブで優勝すれば浦女の危機も普通怪獣からも自ずと脱却できると思い込んでいました。その頃の彼女にはとにかく「普通でない何者かになりたい」渇望があり、その「何者か」を明確に意識してやっていた訳ではなかった。Saint Snowの「覇者」みたいな、具体的な存在への目標はありませんでした。

だからこそ、大都会TOKYOのスクールアイドルの生の実力や意思にあてられてしまったんでしょう。

 

自分とμ'sにはあまりにも差があって上手く立ち行かない。そんな時、千歌ちゃん「自分にしか持ち得ないスクールアイドルへの意志」を考える必要があったんですよ。μ'sを模倣するではなく、自分だけが望みたい景色を。自分だけが叶えたい存在を。そうして願ったのが0→1です。0という数字を1にできるような存在になりたい、と。それすらも抽象的かもしれません。だけど少なくとも彼女にとってその「1」は、μ'sを模倣するだけという今までよりも遥かにクリアで、オリジナルだった。そうして、その願いを浦女ごと巻き込んでここまで邁進したのが2期の今までで。

自分だけで選んでここまで歩んだ道に、自信という足跡はついたのかという意味で聖良さんは確かめたかったんだと思います。それに対して返答に窮する辺り、千歌ちゃんはまだ現実感がないということなんでしょう。

 

 

 

 

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「はしたないですわよ!」と女の子の尊厳を意識して叱ってくれるダイヤさんマジおかん。以前に「てめー降りろやオラァ‼︎」とただ暴言飛ばした女の子とは大違いですね。

 

 

 

 

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「私達、ラブライブに出て…浦の星の名前を残して…それでいいんだよね。」

 

お゛ぉい。また7話か。ふざけんな。

 

本放送中のリアルの反応。思わず口に出た。

勿論この発言は聖良さんの問いに対して改めて自分のこれまでを考え直した故のモノローグなのは分かってます。そしてその問いが単なる煽りでないことも。分かってますけどそれだけにまーた2期7話の廃校ウジウジが思いっきりチラついて無意識に拳を握り締めました。勿論俺は抵抗するで?

 

何で、なーんーで千歌ちゃんAqoursが一致団結した時に限ってこうウジウジするかなぁ。初TOKYOとは違う、3年生がいるよと新たな仲間を意識してくれたのに。2期になって色々キャラ掘り下げと成長が良くも悪くも成されましたけど、そのダントツで悪いのがこの千歌ちゃんウジウジですよ。悪成長とも言える。

それとも無理矢理好意的に考えると、千歌ちゃん自分のちっぽけさや立ち位置を生々しく目の当たりにした時に凹むポイントがあるんですかね。多分彼女、自問自答することに慣れてないんですよ。だってそうした瞬間途端に「普通怪獣」が顔を出すから。

考えてみれば、彼女はいつもに自分の今の存在に目を向けた時に凹んで俯く癖がありました。1期8話然り、件の2期7話然りね。そこまで進んできた足跡や軌跡に価値を見出すこと無く、結果を掴めなかった今の自分だけに固執してしまう。こんな結末になって、ほんとにこれで良かったの?って。足元の視界だけで全て完結させてしまうんですよ。マジでその悪癖直して。頼むから。

 

しかし、今回はその主人公にあるまじき悪いパターンを打開してくれる人物がいました。

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曜ちゃんんんんんんん!!!!!

 

お前、お前、お前なぁ、最高のタイミングで最大のファインプレーをよくぞしてくれたァ!!!!!!

彼女ならではの成長を感じさせた前回11話を布石とし、7話の同じような状況でだんまりを決め込んだあの頃の自分を大きな足音で打破し唐突に枕を投げて空気を変える曜ちゃんの輝かしい姿にこれまた好感度爆上げ。

 

曜ちゃんは今まで、千歌ちゃんが凹んだ時に限ってその隣にいることができませんでした。言うまでもなくそれは「千歌ちゃんと同じ場所に立てていないから」という感情があって、同じ目線で汲み取ることのできない自分は離れた場所から見ていた。スクールアイドルを始めてもなおその「隣」という場所は梨子ちゃんが相応しいなんて思い拗らせてしまっていて。

以前までのように「千歌ちゃん、やめる?」と問いかけるのは彼女の「以前までのフォロー」であり、それは結局「自分はあなたの意思に委ねます」という遠回しな意思表示でもあるんですよ。だから前回11話で成長した彼女は、自分だけの意思で、彼女の意思とは違うことを彼女より早く切り出した。素晴らしい。

 

ぶっちゃけおつむが残念なラブライバー(笑)がリアル鳳明館さんでやりかねない旅館のマナー違反ではありますがいやいや何の何の、その旅館の娘を粛正するにゃあもってこいの神プレイでした。

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これには厳しいダイヤさんもニッコリお咎めなし。枕投げというのもこれまたμ'sの合宿を引き継いで伝統芸としてくれています。この回の曜ちゃんは本当に千歌ちゃんの心の支えとして一人前なんですよね。

後にクールダウンした千歌ちゃんが「曜ちゃんのせいだよ〜」なんて言ってますけど「せい」じゃなくて「おかげ」だよ感謝しろよマジで。

 

 

 

 

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ママ勢揃い。えーっと集合シーンの方は左上段から果南ちゃんママ善子ちゃんママ1期3話のライブに来てくれた女の子、ダイヤ/ルビィママ、

中段左から2番目のお婆ちゃんが花丸ちゃんグランマ、右が梨子ちゃんママ

下段中央が曜ちゃんママ、ってな感じですかね。実は一瞬映る下段左のみかん色のサイリウム千歌ちゃんパパとの噂も。

初登場ママも含め何かもう大半のママが大学生で通じるくらいの若々しい風貌ですが・・・別に娘に似せる必要無いのになぁ。サイリウムの色で示唆できるし、それとなく特徴を似せれば考察班が勝手に怪しむでしょうに。穂乃果ちゃんママどうすんだよ。あんまり娘の面影無えぞ。

ルビィちゃんは系譜的に父親似なんでしょうね。あの紅緋色の髪が父親由来って絶対貫禄あってカッコいいよな。母親とダイヤさんそっくり、というか作画が微妙な時のダイヤさんそのものじゃね?後曜ちゃんは2期でこんだけ成長したんだから憧れのパパさんご褒美に出してやれよと思った。船長は忙しいのかなぁ残念。

 

 

 

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えーっと、この12話で個人的に気になった部分、後に回して書くと後味悪くなるのでこの辺で書いときます。

 

 

 

Twitterに全部書いてた。まあそんな感じです。自分は、あくまで自分は1期13話のトンチンカン展開はどれだけ雑で強引でも無意味だとは思ってないんですよ。で、それを考えた時に2期1話が上手いこと繋がって、あの予選大会にはAqoursだけの性質があるなぁと思い至りました。だからこの決勝大会にもそういった「繋がり」を感じさせるシーンが何かしらあると思っていたんですよ。クソ寒ミュージカルは二度と御免だけどね。

でも、今回は神モブやママたち一行がサイリウム両手に応援するくらいの最低限の描写に留まっていた。μ'sの時とあまり変わらなかったんですよね。それもそうだし、μ'sの頃から弩級の規模を誇っていたアキバドゥーム会場内での描写は、地区予選大会の時のそれよりも少なかった。

この12話が放送される直前、静岡新聞さんの方でアニメサンシャイン‼︎12話放送の宣伝の全面カラー広告が刷られたんですよ。で、その広告には「憧れの舞台に行ってきます」なるアオリ文が挿入されていたんですよね。・・・わざわざお金かけて特大カラー広告で「舞台」を意識させてんのに、物理的な舞台の描写はこれっぽっちかいと、思っちゃったのが本心です。勿論、好意的な解釈はしてますよ。というか見るからに内容詰め込んでたし、尺が足りなかったのかなぁと思います。ま、その尺を割いて設けたメンバーの心情描写は申し分なく素晴らしかったので、何となく、何となくモヤっとした程度ですが。

 

 

 

 

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おいおいおい。音ノ木は自由開放じゃねえぞ。

 

この前のシーンで「ちょっと音ノ木覗いておきたい」と言っていた梨子ちゃんガッツリ不法侵入。いやでもここのピアノアレンジの「想いよひとつになれ」がマジで心に響いて感動したから許すわ。

そう、「想いよひとつになれ」なんですよね。ここから後のシーンは千歌ちゃんが他メンバーに「勝ちたい?」と個別インタビューするシーンが入る訳ですが・・・それら一つ一つが想いよひとつになれなんですよ。

 

Aqoursのメンバーはμ'sのように、皆が同じ思いで、共通の目標で高みを目指している訳ではありません。各々が各々違う「輝き」なるものを目指して集ったグループです。言うなれば同志であり、裏を返せば誰一人として思い描いた夢は一致していません。だけど、夢にかける熱意や志は一致しています。そしてその熱意を燃やせる場所を、千歌ちゃんは今まで広げてきました。

それは例えば、

 

 

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本の中の世界から飛び出して、外の世界の、未知のワクワクに胸躍らせる喜びを知った女の子や、

 

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偶像だと思っていた憧れのスクールアイドルに、誰かの意思に遠慮することなく自らの意志をぶつけることが出来た女の子、

 

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誰の目も憚ることなく、自分の理想の姿を追い求める居場所を得られた女の子、

 

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大切な幼馴染の支えとなる時間を大切に思うが故に一度はそれを諦めたものの、また再び楽しむチャンスを掴めた女の子、

 

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大好きな幼馴染と一緒にいられる場所の為に、自分の立場と情熱を全力で完全燃焼できた女の子、

 

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大事なものたちを全て受け入れたいが為に、規律も意志も固くして見守り信じることに徹しられた女の子、

 

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大好きな幼馴染と同じ船で同じ「本気」を胸に灯して航海することを願い、自分の気持ちのままに操舵を取ることができた女の子、

 

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人生の中に一度は隠れてしまった「キラキラ」の可能性を、再び拾い集め上げられた今この瞬間に「運命」の感涙を流すことができた女の子。

 

それぞれ、一人一人。歩んできた過去も、出会って集い、結果得られた今自分の胸にある喜びやときめきの種類も少しずつ違うんです。だけど、違うからこそお互いを信じ合える。ひとつの光に同じ方を向くことができる。自分だけに見える大事なものがあったから、大切にしたかったから、たとえ立場や環境が変わっても今この瞬間を最後まで諦めない。

 

 

 

 

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そして、彼女もまた。

 

「普通の自分」という0の怪物に、無力に、ちっぽけさに、1という伝説を輝かしく塗り替えることができた女の子。

 

 

 

 

 

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この12話には、懐かしい情景がいくつも登場しましたよね。千歌ちゃん曜ちゃんメイドカフェのチラシを追いかける1期1話一番初めのシーンや、少し色褪せてしまった1期8話のスクールアイドルコンテストの得票数シート。よく見ると、カフェのチラシには1st Anniversaryと書かれています。もうあの頃から1年経ったんだなぁ。

ここからのシーン、曜ちゃんの、彼女だけの意思が感じられたシーン本当に良かったですよね。勿論前回の11話に繋がる思いがそこにはあって。「自分じゃダメなのかな」ではなく、「未来のことに臆病にならなくていいんだよ」と背中を押してあげられる。最高じゃないですか。もう、千歌ちゃんに距離を感じていた彼女じゃないんです。それはもしかしたら、Aqoursの本当の始まりがこの秋葉原駅からだったということを知っている、曜ちゃんだけが持つことのできた気持ちなのかもしれません。

梨子ちゃんのこれまでの「大切なもの」への思いの丈を涙ながらに伝えるシーンも本当に感動的だった。感動的だった・・・んだけど、「選んだ道が間違ってなかったって心の底から思いたい‼︎」って叫びに(えっ、壁クイオタ梨子を選んだ道も?)って思ってしまったのがもう、もうほんとに勿体ない。あれさえ無ければもらい泣きしてた。

 

・・・俯瞰的に見れば、彼女たちの「成長」なんて人生の内の、ほんの些細な分岐点なのかもしれません。Aqoursとしてパフォーマンスが世間から認められるくらい優秀になったところで、それは今後続くであろう全てのスクールアイドルの膨大な伝説の中の、ほんの枝葉末節なのかもしれません。

 

だけど、確実に軌跡を残している。「自分」という人生のワンシーンに、「スクールアイドル」という伝説の1ピースに。

 

もう、0じゃない。ここまでの道のりがそう囁いている。きっかけなんて何でもいい。どれだけ自分がちっぽけでも、どれ程現実が立ちはだかっても、どこまでも思い描いた結果にならなかったとしても。それでも諦めなかった自分の1の望みを、証明する為に。

 

 

 

 

 

 

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「私の書いたことは当たるんですのよ〜!」と絵馬にめちゃくちゃドヤ顔するダイヤさんかっわいい。なるほどね、砂浜に書いたAqoursというグループ名を千歌ちゃんらが引き継いだことを言ってんのね。

 

1期13話の予選本番前で不安になるルビィちゃん花丸ちゃんに感謝を込めてハグをした善子ちゃん。今回は感謝するビィ(激寒)と、善子ちゃんが言う前から先手を取って絆と思いやりを確かめ合う1年生が微笑ましいですね。

 

 

 

 

 

 

 

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μ'sは決勝大会前、「9人みんなでいられる時間」をどこまでも大切にしていました。それは後に「いまが最高」というかけがえのないただ一つの光を放つ「答え」を弾き出した所以でもありますし、その「9人全員の想い」を一つにしたことでμ'sはスクールアイドルの頂点に立つことも叶いました。その想いはまっさらで、誰も彼もを巻き込む真っ白い「純粋」そのものな存在だったのかなと、思います。

 

対してAqoursは、千歌ちゃんが皆に勝ちたいかどうかを聞いて回ったように、本番前を自由行動にしようと決めたように、一人一人の「自分の在り方」が違うんです。元々自分が大事にしたい「色」があって、その「色」が確かなものなのかを見つめ直して、Aqoursに集った。違う色と違う色同士がぶつかり合うと普通はケンカになっちゃうけど、彼女らは夢への志は共通していますから、それらが上手く混ざり合う。「色彩」を生むんです。

 

自分自身が、内浦という場所で、浦女という学校で見つけた「自らの色」。それは歩道橋のように始まりの入口が違っても、いつかどこかで同じ青い空の下、混ざり合う。その時、0の少女たちはーーー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Aqours新曲、ラブライブ決勝大会に飾ったのは「WATER BLUE NEW WORLD」

もうね、何もかも素晴らしくて言うことまとまらない。衣装も振り付けもカメラワークもCGモデリングも革新的に華やかで可愛い・・・‼︎

衣装は何をモチーフにしたのか表現しづらい・・・んですが、どことなくミュージカルのプリンセスっぽい雰囲気(語彙力)。こういうジャンルのお衣装は某ディ○ニーにお詳しい方の方が語れるのかしら。

舐め回すようなカメラワークは勿論、背景を星空という暗めのものにすることで衣装から放つ青い光が眩しくて、メンバーの顔映りを一層良くしてくれます。スモークは雲の上にいるのを表し、天界の姫君のような印象を与えます。

個人的に、これ、鞠莉ちゃんの低音の歌い出しすげえ好きなのよ。そのくせサビはポップだし、曲の起承転結や物語性をひしひしと感じますね。スクフェスこの歌い出しカットしたらぶん殴るからな。

 

雲の上で、満天の星空の下というのは10話のシャイニー星空探しを彷彿とさせます。夜にしんしんと歌い出すのは夜想曲のそれで、ハッ、まさかノクターン・・・?というように、歌詞もそうですが今までのAqoursの物語を繙くような曲構成となっていますね。

 

サビでブワッと広がる青い羽。これは・・・7話の最後に透けて青く見えた白羽、ではなく最初から青い羽なんです。

白い羽は勿論、μ'sの物語を指すのでしょう。先述したようにその白にはμ'sの純粋さを表すのだと、自分は思います。

たった一つのやりたいことに真っ直ぐで、どんな色にも染まる純色であると同時に、どんな光をも霞めさせる純光です。

だから誰しもにスクールアイドルの素晴らしさを伝えられたと同時に、μ's自身は唯一無二の白光。そういう風に、羽を広げた存在なのかなと。

 

青い羽Aqoursが、Aqoursだけが染め上げた「色彩」です。彼女ら自身が言ったようにこの青には、

メンバーそれぞれが違う過去を抱いた上でそれを受け入れてくれた内浦の海のと、

過去を踏まえた上で分厚い雲に覆われてもなお上方で染まる、いつかどこかで遠く離れても同じ空の下という青空のが内包されています。

 

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何者かに染まる、というのは必ずしも悪いことではありません。

そこには確かに自分の意志があり、

あるいはその後ろに誰かや沢山の人の思いが託されてあり、

はたまたあるいは「何色かに染まっている」ということ自体が、また他の色を受け入れる未来の余地になることもあります。

 

Aqoursは、変化を受け入れる場所を与えるグループです。9人にこだわった時代から10人目を受け入れ、東京という異郷の地からやってきた者に新たな居場所を与えました。

勿論、変化することが誰しもへの正解とは限りません。だけどいずれ人は去り人は来て、過去に向き合い今を見つめ未来に向き直す時がやってくる。

簡単にはいかないかもしれない。思い描く結果にならずに拳を握りしめるかもしれない。

想いが強い分だけ、誰かと行き違うことがあるかもしれない。

そこに、全てを受け入れる空と海を望める居場所があったなら。大切なものを、大切なままで次のステップに運んでくれる所があったなら。

 

 

 

ラブライブ!サンシャイン‼︎は、自分の人生の中の「キセキ」に輝きを与えてくれる物語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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12話、総合評価は95点です。

 

 

まとめるまでも無いですよね。メンバー9人それぞれの総まとめと、Aqoursとしての集大成の回でした。1期のあれやこれやのシーンを辿った上で「今」」の意思を固め、そのスターダムに全てをぶつけました。

ぶっちゃけ回顧するポイントが軒並み感動ポイントで感情持ってかれて「減点せんでええわ!満点パーペキ‼︎」としたいところですが、まあ上述した通り梨子ちゃんの勿体ないところとアキバドゥーム描写の尺の件をね、微々たる減点させて頂きますよ。

 

後、実はこの回で悶々と考えた上で今回敢えて書いてないことも一つあるんですが・・・それは最終回の感想記事で書く方がまとめやすくなるので取っときます。

 

やや安直なタイトルでありながら、その曲の中には数え切れないバックグラウンドが込められていた新曲WATER BLUE NEW WORLDに相応しい回でした‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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次回はいよいよ最終回。実感があまり無くて待ち遠しさが半分寂しさが半分ですが・・・海の天女は輝きを掴めるのか。2017年を締めくくるラストに期待です!

 

 

 

それでは!

 

 

いとふゆ

 

 

 

 

↓2期13話「私たちの輝き」感想&考察↓

 

 

http://sunnyroad.hatenablog.com/entry/2018/01/05/003154