Sunny Record

深夜アニメ・ラブライブ!の感想等…

アニメサンシャイン‼︎2期7話「残された時間」感想&考察〜世界で一番輝く瓦礫に。〜

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青く透明な私に、なりたいから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメサンシャイン‼︎2期7話の感想&考察です。今回は自分で自分を信じ真のAqoursを完成させた前回6話を経て、ここから真のラブライブ!サンシャイン‼︎のシナリオが開眼するとアツくなった方が多いのではないのでしょうか。

 

自分は、残念ながらそんな結果オーライに観れなかったんですけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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お話は前回6話のラブライブ地区予選大会の結果発表から。

Aqoursは見事、地区予選大会をトップで通過。ラブライブ決勝大会へと駒を進めます。

普通に通過、ではなくトップ通過というのは予備予選同様割と意外・・・ではあったんですが、違和感は個人的にはありませんでしたね。というのも、前回6話のロンダード+バク転を最終奥義ばりに強調させてた流れ、これさえ成功すれば確実に観衆の耳目を集められることを主張してたので、 まあイケる流れかなと。

でもここで曜ちゃんが真っ先に千歌ちゃんに抱きついたりヨーソローの持ち芸を披露したのは面白かったですね。考えてみれば曜ちゃんという女の子はアニメでは良くも悪くも千歌ちゃんの指針で激しく感情の操舵が変わる女の子ではあるので、千歌ちゃんが自身との力量や才能の差にコンプレックスというか、自信を持ち得ることができなかった今までをこうして一つの結果を弾き出して払拭した、という事実が何より嬉しいのでしょう。

一つのことに本気になって夢中になって頑張って頑張って頑張った。その努力の証がモニターに表示される。高飛び込みで努力の成果に喜びも涙も両方の味を知っているはずの彼女にとって、同じくらい大切な友達の努力が救われることは感涙の涙を流すに一番相応しい。ここは良かった。

 

 

 

 

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 五代雄介・・・‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 学校に帰り、Aqoursの本来の目標であった廃校阻止への見込み、入学希望者数100人の行く末をリアルタイムでにらめっこするシーン。

イムリミットであったこの予選大会の日の日付が変わる0時・・・だったのが、鞠莉ちゃんの最後のパパとの交渉により日本時間の午前5時まで募集ページを引き延ばすことになりました。鞠莉ちゃんのここぞとばかりの実行力は流石ですよね。

そして頑なに男の登場を拒むアニメラブライブ!において希少存在である鞠莉ちゃんパパも、結果が出た後から分かることですが浦女の廃校問題には最後まで判断を渋っていた立場だということがニュアンスで伝わったのは良かったです。てっきり鞠莉ちゃんパパは娘以上に学校存続の実権を握る敵対勢力のようなイメージを持っていたーって視聴者も多かったのでは。ま、でも考えてみりゃ愛する娘がこうしてラブライブ決勝大会まで出場してPVの閲覧数伸ばして、って目に見える実績を残して廃校阻止に向けて頑張る姿を見せてるんですからね。ここで楯突くのは外道でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここの入学希望者数が3ケタになるまで凝視するシーンに違和感は抱かなかった。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

んな訳ねえだろ。深夜に出願する中学生って何者だよ、絶対悪い意味で只者じゃねえぞ。千歌ちゃんが言ったように、午前0時までだった期限が+5時間増えたのは救いになるかもしれませんがこれ絶対アレでしょ、鞠莉パパの周りの人も「深夜に出願する奴なんざどうせおらんやろからダメ押しの5時間与えて泳がせたろ!」って考えた人いたでしょ。

よくよく考えてみるとこの辺の一連のシーン、学校に入学希望者を呼び込む行為をあまりに無機質に考えてしまっているきらいがあって感心しませんね。あまり上手く明文化できませんが、廃校阻止に踏みとどまってくれる頼みの綱である入学希望者の中学生たちを、ただの数字としてしか捉えてないようにも思えて、ね。

 

 

 

 

 

比較対象がμ'sしか無いのでμ'sと照らし合わせるしかないのですが、μ'sは廃校危機が崖っぷちになった一期8話の時、オープンキャンパスの結果が芳しくなければ」というぼんやりした判断基準でした。今こうしてAqoursと比べてみれば、これは受け取り方としては最終的に入学希望の意思と繋がるであろう中学生たちの心象そのもの、なんですよね。そして実際、そのアンケートとも呼ぶべき結果が予想以上に良かったとされ、親鳥が最終的に入学希望を来年度も行う判断を下した。もっと言えば、その結果に直接的に繋がった9人としてのμ'sの初ライブで学校見学で来た中学生の描写をキチンと描いています。

結果、とんとん拍子に念願を達成したとはいえ段階的に中学生の一票が学校の未来を変える様をしっかり描写しているんですよね。

 

 

ところがAqoursは、2期になって急激にその危機が早まったというか、ふと気がついたら崖っぷちのところまで追い込まれていた訳です。こうしちゃいられねえ‼︎とばかり、この2期は廃校阻止を緊急ミッションみたいな扱いに急ピッチで交渉して期限を年内まで引き伸ばして、3話でダブルブッキングのライブを突破して、地区予選大会も呼び水として最大限の努力をした・・・とAqours視点では美しい活劇だとは思うのですが、何となく入学希望者側の視点が蔑ろにされてるなぁ、廃校はアニメにとっての舞台装置なんだなぁという感触を受けました。上手く言えないし、今更な話だけどね。

μ'sは東京・アキバという今考えれば恵まれた立地環境において段階的にモブの描写を少なからず置いていたのに、Aqoursは内浦の田舎町で廃校もμ's以上に崖っぷちという更に悪い条件下(というところで差別化してるのはまあ良いんですが)というのなら、尚更その100人足らずを数字や数値でしか測らないというのは、何となく冷たい感じがするなぁって。個人的感想だけどね。

仮にこのまま100人に届いたら、「やったーッ‼︎届いた‼︎約束は約束‼︎廃校阻止だー‼︎」って喜ぶんですかね。そりゃ当然・・・でしょうけど、やっぱりそうなると中学生たちの視点はそのままおざなりになるんやなって。考えてみれば、μ'sはその視点を雪穂ちゃん亜里沙ちゃんらが現役中学生として担っていましたよね。サンシャイン‼︎はそういう人たちがいないからこそ、もっと他の描き方あったんじゃないかなって。

 

 

 

 

寧ろこのシーン、後は信じて待つしかない、でも家にいたら落ち着かない、「じゃあここにいていいの⁉︎」という話になった時、「おおっ、μ'sもやった校内宿泊展開かー⁉︎」ってワクワクしたんですけど、そういうアニメラブライブ!らしい和気藹々とした空気にならなかったのも残念でしたね。いやマジで俺はルビィちゃんが声を上げた時、μ'sの二期よろしくほのぼの宿泊展開が来るもんだと思ってニッコリしましたもん。というかそれぐらいのものとして受け取ってほしかった。この後のシーンを考えるなら尚更ね。

そうすればこのアニメ2期の5話や6話で描いた「自分の信じたものを信じること」、(人事を尽くして天命を)待てば海路の日和ありというテーマに共通していますし、後は入学希望者の気持ちに委ねるというAqours以外の視点にも着目させる捉え方にもなるはずですよ。なのにそれをせず、ずっと真剣な面持ちで数字とにらめっこさせた。そこに、いつのまにかAqours千歌ちゃんにとって廃校の成否が第一になりつつあるのが読み取られ、1話由来の違和感を覚え始めました。

 

 

 

 

 

 

 

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その分、梨子ちゃん「私が保証するー‼︎って言わせたのは良かったです。果南ちゃん千歌ちゃん曜ちゃんの内浦の人が内浦への思いの丈を叫ぶより、東京から内浦に来て、町や人の色んなもの暖かいものを受けてAqoursの一員よ」と1話で言わせた彼女だからこそ、最大限の説得力があるはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そんな想いも虚しく、現実は非情にも。午前5時になり、98人というところで募集終了の文字に変わります。後一歩、本当に後一歩。それが届かなかった。

ダイヤさんの言う通り、ここまで二度も期限を引き延ばしたにもかかわらずそれでも引き止めるのを嘆願するのは限度を踏み越えた悪手だという声で、それでも何かに縋りたい悲痛な声も止み、今度こそ正式に浦女の廃校が決まります。

ルビィちゃんが姉ダイヤさんの元へ近寄っていったのは自分が泣きたいのではなく自分よりも辛い立場であろうダイヤさんを慰めようとした、とTwitterの方が仰っていて成る程なぁと思いました。そして多くの方が予想したように、Aqoursはここから3年生卒業を含む来年3月31日までの数ヶ月の猶予の中でゆっくりと破滅していく「死に様」を描く展開になります。

ぶっちゃけ1話感想で自分も廃校になる可能性は否めないし必ずしも成功者になるなろう系の展開を第一に望んでいた訳ではなかったので予想済み、というか覚悟の上でした。

千歌ちゃんが一期8話よろしく無理に笑顔を作って悔しさを隠す様も、実際シーンで観ると感情が伝わってきて(アニメに感情するタイプ)辛くはなりましたが、概ね予期した展開でしたし、ここを一通り描くからこそ新たな未来への展望が輝かしくなると思いじっと待ってました。

 

 

 

 

 

 

 

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気持ちを新たに、ラブライブ決勝大会に打ち込もうと心を前に向かせるも、やはり「みんなそう簡単に割り切れるものではないと嫌な部分で想いが一つになってしまう一同。

「キセキを起こすまで、泣くもんかと決意していた千歌ちゃんが無意識に涙をこぼしてしまうシーンというのは、まあ個人的には好意的に解釈しています。というのも、千歌ちゃんって決意とは裏腹に自身を受け入れる器が大きくなく脆い女の子という印象が強いんですよ。一期3話でも8話でも、彼女、決意だけは立派でもすぐへこたれて泣いちゃうんです。穂乃果ちゃんは逆に、ここ普通泣くシーンでしょって部分でも全然泣かないなぁ(泣いても堪え泣き)と印象受けたりもしましたね。2期の一部を除いて。

 

でもそれが彼女が所謂普通怪獣たる所以で、自分の行動では輝きを起こせないという認識にめっぽう弱い弱点を持った女の子、なんですよね。心がそれを認識した瞬間、体の方を強く持ても堪えられなくなってしまう。口では無理に微笑みを作っていても、本心を取り繕いきれなくなってしまう。だからこそ、千歌ちゃんの辛さが否応なく伝わる。幼馴染で純粋な感情をいつもぶつけられ、前回6話でもその姿を認めた果南ちゃんが優しく手を取るのは、彼女が無理をしている姿が嫌な意味で新鮮に見えてしまったからでしょう。

 

・・・ただまあ、ここいら辺りで個人的に千歌ちゃんに抱いていた廃校への気持ちのぶつけ方が食い違っていることに気付き始めましたここら辺だったか、「このままラブライブの決勝に出場するのか、それとも」って自分の推しの発言で

 

「・・・はい?」って素で疑問符が浮かんだのも含めて。

 

これは後述しますね。

 

 

 

ルビィちゃんがそういう空気の中で3年生に残された時間を再確認させ一層複雑な気持ちにあるのを推し量る懸命なシーンはとても良かったです。ぅゅぅゅしてるように見えて実は彼女、「全力を懸ける姿」に人一倍レーダーを張ることのできる女の子ですよ。それはいかなる時も練習を怠らずアイドル雑誌に余念が無い自分に対してもそうだし、姉や、自分を取り巻く人たちみんなの立場やその気持ちを慮ることのできる子です。最年少ながら侮れない女の子やね。ここも加点。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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μ's由来の見えない羽がメンバーの間を潜り抜け、「空も心も晴れるから」が流れるシーン。・・・うーん。ファンなら「あの曲だ‼︎」って拍手で喜ぶ演出だったんでしょうが、それだけに一期円盤第2巻特装版を購入してない非ファンには何も分からず、何だ何だ?新曲か?となる演出だったろうなぁとは思います。ま、μ'sの時も本編に「愛してるばんざーい!」や「Oh,love&peace‼︎」を入れてるのでおあいこなんですけどね。

状況に一番合った曲・・・ではあるしそもそもの曲自体も活気に満ちた2年生が敢えてしっとり歌う名曲で良いんですけど、先述の違和感がモヤモヤし始めていたので本放送当時は特に加点せず黙って箸休めとして受け取っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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日を置いて、気持ちを整理した上で改めてAqoursは集います。気持ちが一致した時に同じタイミングで集まるのはメンバー間の絆が深まっている証拠ですし劇場版のμ'sも彷彿とさせてこれも良いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

果南「…でも、千歌達は学校を救うためにスクールアイドルを始めたわけじゃない。」

曜「輝きを探すため。」

鞠莉「皆それぞれ、自分たちだけの輝きを見つけるため。でも…」

千歌「見つからない。」

 

 

・・・はい?

 

 

いや見つからなくないでしょ。寧ろ見つかりかけてるんでしょ。果南ちゃん曜ちゃんが言ったように、学校を救うのは本願じゃなく、学校を救う為に活動していく上で自分らしさ、自分だけが持てる輝きを見出す、それが千歌ちゃんあなた本人が一期12話で打ち出したAqoursの目標だっt・・・

 

 

 

 

 

 

だってこれで優勝しても、学校は無くなっちゃうんだよ。

 奇跡を起こして、学校を救って…

 だから輝けたんだ!

 輝きを見つけられたんだ!

 学校が救えなかったのに…

 輝きが見つかるなんて思えない!

 …私ね、今はラブライブなんてどうでも良くなってる。

 私たちの輝きなんてどうでも良い。

 学校を救いたい!

 

 

 

はぁ?おめー何言ってんの?

 

 

 

 

 

 

本放送当時、ここの千歌ちゃんカチンときました。後で思い直す展開だったとしてもね。

 

大量減点です。千歌ちゃんがこんなこと言う奴だと思いませんでした。今考えたらこれを言えたのは彼女の性格故だとは思いますけど、それでも口に出して良いことと悪いことがあるわ。

 

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

 

 

おい何してんだ。誰か咎めろよ。確実にタブー言っただろラブアロービンタの一発くらい誰か入れてやれよ。

 

 

ここで黙るってことは千歌ちゃんの発言に同意ってこと?それならAqours全員幻滅だわ。

 

千歌ちゃんの発言について落ち着いて考えましょう。というか考えるまでもないわ。今君果南ちゃん曜ちゃんが言ったAqoursの指針と現に積み上げてきたものを全否定しやがったやろ。

 

何度も言ってきたように、今までAqoursは「自分一人じゃ未熟で何もできない、何者にもなれないかもしれない。だけど同じ思いを携えた者同士が集まって繋がれば、目の前の0を1に変えられるかもしれない」という志を胸に頑張ってきたじゃないですか。

そして現に、この2期では確定的になった廃校を小さな小さな可能性の種をみんなで、鞠莉ちゃんだけでなく浦女全校生徒一丸となって頑張って足掻いて抗って、最終的に0→98にまで入学希望者を増やした。そしてその圧倒的な実力が付いたことで、念願のラブライブ決勝大会出場も果たした。

それが奇跡と呼ばずして何と呼ぶんですか。

もう既に、一期で散々くすぶっていたままのAqoursでは考えられないステージに立つ価値があるんですよ。実績があるんですよ。そしてその努力の成果を外部の人間にも伝えられたから、鞠莉ちゃんパパも午前5時まで引き延ばす交渉ができたんですよ。

なのにその努力をどうでもいいだぁ?

 

 

よくも言ってくれたな。

 

 

 

ここまで、その涙ぐましい、だけど彼女らだけにしか成し得ない努力を視聴者側である自分もμ'sとの解釈に悩みつつ受け入れてきたんですよ。なのに今千歌ちゃんが言っていることは、視界にとらわれているのは、0→100にすること。

 

それが出来ないのなら、これまでの全部ムダだったって。そんな結果主義の奴だとは思わなかったぞお前。結果や実績を伴わないと過程にも価値は無い、そんな考え方するのは社会人だけで充分だろうが。いち高校生である君がそんな考え方する必要無いの。

 

 

・・・でもここの千歌ちゃん曜ちゃんが以前彼女の性格を「中途半端は嫌い」と評していたのが悪いように出ていた。

それとともに、廃校の成否も決勝大会進出者のようにYESかNOかでハッキリ映し出される方法だった分、ラブライブで報われたんだからこちらも上手くいくと思い込んでいた千歌ちゃん驕りが余計にハッキリ滲み出たんだろうなぁと、今になって思います。

でも、3話でラブライブも学校も同じくらい大事だとは言ったけどじゃあ何、結果に報われなかったらゴミ同然なの?違うでしょ。

 

千歌ちゃん、いつからこんなに廃校問題に固執するようになったの?そもそも君、一期6話で

「ついにキタ‼︎廃校キター‼︎」なんて言ってたじゃん。まああれは後で思い直してたけど、それでも少なくともあなたにとって廃校問題は人生史上最大の命題じゃないでしょ

 

 

 

あるいは、これを鞠莉ちゃんが言うのなら半分汲み取れましたけどね。彼女は2年間もの長い時間、廃校を救う為だけに大切な友達と別れて人生を棒に振ってんですから。本来いち高校生がどうにか出来る問題ではない廃校問題に、彼女はいち高校生の枠からはみ出るくらいまで尽力したお人です。

その実、鞠莉ちゃんは挿入歌の演出シーンでダイヤさんの胸の中で悔しそうに泣いていました

。あそこは自分もホロリときましたし、それでもラブライブ大会に向けて気持ちを新たにしようと張り切っていたじゃないですか。

 

 

 

 

違う、違うんですよ。いつからAqoursにとって、廃校問題はそんな至上命題になったんですか。そりゃ学校が大事なのは分かる。浦女で過ごした日々が何より大切で守っていきたいのは分かるよ。そしてその思いが浦女全校生徒に通じて、Aqoursが彼女らを乗せる最後の大舟となったのも、1話感想で言及しました。

 

でも、 Aqoursの本来の操舵は少なくとも違うじゃないですか。廃校を救う為に活動をしていく上で千歌ちゃんだけにしか見出せない輝き。それを見つける為に一生懸命頑張る。少なくとも自分はその過程に Aqoursだけにしか成し得ないアニメラブライブ!の旨味があると信じて、惚れたんですよ。

 なら、二期で状況が変わって急ピッチではありながらその過程で積み上げた98人を、何故肯定できない。何故キセキと呼べない。奇跡と呼べない軌跡じゃ満足できないんだ。責任や執心に躍起になってしまうんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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善子ちゃんはこの7話でとても素晴らしいことを言ってくれました。「責任なんて・・・感じなくていいのに。少なくとも私は・・・」と。いつもルビィちゃん花丸ちゃんとワーキャーやりながらも、自分のスタンスと、他のメンバーの立場を落ち着いて正しく見つめています。彼女はAqoursに恩義を感じています。自分が自分の好きな存在でいられる居場所を与えてくれたAqoursに。

 

 

 

そう、Aqoursなんて、本来それっぽっちの「居場所」なんですよ。夢がそれぞれ違っても、志を共有できる。そういう意志が集う場所であるはずなんです。それを千歌ちゃんの今の視界じゃ、履き違えている。「Aqoursは学校を救うスクールアイドル」、そう信じ込んでいる。そうでなきゃいけないって。

 

 

 

違うでしょ。君はそれを一期12話で、TOKYOに再訪してまで否定したでしょうよ。廃校を救った前例であり伝説であるμ'sとは違うやり方で輝きを見つけるって。

世間の反応はあまり芳しくないですが、自分は一期12話観た時、よく言ってくれたと思ったんですよ。これは必要な回だなって今でも思うし、本放送当時考えをまとめる上で「そうやな、自分もいい加減μ'sの名残が残った見方は変えないとな」って思えた。

 

そう考えた上で来た13話は「決意したものがこれかい‼︎」とは思ったけどね。

 

 

μ'sは、色々差異はあってもAqoursと似たような状況で廃校を救った。それを伝説として認めつつ、千歌ちゃんは自分たちだけのやり方で廃校阻止目指して頑張るって12話で宣言したじゃないですか。あの決意表明は何だったのさ。結局、スクールアイドルは廃校を救うもの、そう解釈させたμ's伝説から脱却できてないじゃないですか。そうでなければラブライブも出たってしょうがない」なんて言えないでしょ。

それとも12話の決意表明はそれとは違う別の解釈があるの?と思い悩んでいて、Twitterで「あの12話は単にμ'sに縋る、模倣するのを辞めるだけであって、伝説だけは信じてやまなかったのでは」と解釈されている方がいて少しは呑み込めた・・・のですが、やっぱりそれって結局千歌ちゃんは成長できてないってことですよね。

 

 

 

 

無責任になれ、とは言いません。浦女全校生徒の期待を完膚なきまで無視して好き勝手やれとまでは言いませんよ。

でも少なくともAqoursは、廃校の無念と来たるラブライブ決勝大会を天秤にかける程狭(せば)まった視界で輝きを探すスクールアイドルじゃなかった筈でしょ、というのが今の正直な感想です。

そしてその視界の狭まった千歌ちゃんを誰も咎めないというところにも、個人的には疑問符でした。先述の通り鞠莉ちゃんは廃校阻止にかけた時間が段違いだからビンタできず同情してしまうのも分からなくはないです。曜ちゃん千歌ちゃんと同期しないとポンコツ化してしまうので論外。

個人的には、旧リーダーとして新リーダーを認めた果南ちゃんや、先述のように責任の如何を問わなくていいと落ち着いて俯瞰していた善子ちゃん、1話で同様に落ち込んでいた彼女を優しく慰めていた梨子ちゃんなんかが、あなたは最低ですラブアロービンタをするに相応しいんじゃないかなと。ビンタをしないにしても、一番近しいであろう千歌ちゃんに自分の意を評せず黙って同情を示すというのはこれまたガックリです。

でもそれができないのは、 もしかしたら6話で千歌ちゃんをダンスフォーメーションとしてもAqoursとしても、「先導」として、エンジンとして認識してしまったのが悪い方に働いたんじゃと思っています。誰にも起こせないキセキの流れを、彼女なら起こせる、彼女だから起こせると信じ込んでしまったのが逆に仇となってしまったのかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

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よしいつむー(よしみ・いつき・むつ)の神モブ2ndを筆頭に、浦女全校生徒が一丸となってラブライブに優勝して、浦ノ星女学院の名前を遺して‼︎」と叫ぶシーン。

OPにもあるように、Aqoursはいつだって周りの人たちの力に支えられて飛び立つことのできる紙飛行機というところに着目すると、ここでこれを言えるのはこの子らたちだけだなぁと思いますね。また、先に書いたように他のメンバーが千歌ちゃんをひっぱたく代わりに彼女らが優しく後押して諭す、というやり方は内浦流なのかなと思うとまあ納得は出来るのですが・・・

自分としては「うん、いやだから元々Aqoursはそういう集まりじゃん今更何言ってんの?」と思ってしまいましたね。早い話がそれは千歌ちゃんが自分で気付くことじゃんって思いました。再三再四書くように、廃校の成否はそもそもAqoursの最終目標じゃありません。千歌ちゃんが2期になって、何故か12話のことを忘れてしまったのか勝手にそう執心してしまっているだけです。それでこそAqoursだけが見出せる輝きだって彼女自身が12話で見つけたμ'sからの脱却じゃないですか。

いやラブライブ大会は出ろよ。果南ちゃんの先の発言にも引っかかりましたけど、何で廃校と天秤にかけてんだよ。それはμ'sがやったことではあっても、君たちの本懐ではなかった筈でしょ。

自分が12話で見てきたものは全部幻想か何かだったのかと思いました。

 

後、ここでようやく千歌ちゃんの自失っぷりがμ's一期12話終盤にかけてのメンヘラ穂乃果ちゃんと微妙に似てなくもないですしそれをTwitterでも仰ってる方いたんですが、よくよく考えたら似て非なるものかなぁと。

あの時の穂乃果ちゃんの心境を振り返ってみれば、要するに「ここまでやってこれたのは全部自分勝手なわがままだった、だから周り見えてなくて傷つけちゃったごめんリーダー失格だね」というものです。つまり、今までやってきたことやメンバーのそれぞれの頑張りの積み重ねを否定しない上で自分の暴走っぷりに責任を感じたわけです。

対して千歌ちゃんは、「廃校を救えなきゃスクールアイドルじゃない、このままじゃ自分にとってラブライブも、何をやってもしょうがない」というもの。廃校を救うことがスクールアイドルだという伝説に執心するあまり、小さな可能性の種の積み重ねで繋がった今までを結果一つで否定し、後ろに背負った内浦のみんなの思いを一緒くたにして自身が抱える器に虚しさを覚えて塞ぎ込み落ち込んでいる。と感じました。穂乃果ちゃんは責任を感じ、千歌ちゃんは落ち込んでしまった。苦境に立った時のリーダーとしての器の大きさの違いを感じましたね。微妙な違いではありますし状況が似てるようで全然違うため優劣をつけることはできませんけど。自分としてはどっちもあっていいと思いますよ。

だけどまあ千歌ちゃんにとっては初めて背負ったものが大きすぎて処理しきれなかったんだろうなぁという必死さを汲み取れなくはないです・・・けど、いやだからそれも一期7話と8話で気付いt(ry

 

 

 

 

話を戻します。

 

 

 

 

 

この展開自体は少年漫画みたいで好きです。μ'sが「勝者の生き様」を描いたのなら、Aqours「敗者の死に様」をこれから描いていくんだろうなぁって思うと上手く差別化できましたね。

 

だけどそこまで考えて、Aqoursやあるいは千歌ちゃんその展開にもっていく為に7話で廃校や輝きへの視界を狭められたのではとも思えますし、そう考えると最後のオチを先に用意してそこに至るようにAqoursを操った脚本家の意図が露骨に感じた気がしないでもないです。

序盤の入学希望者への扱いにも繋がって言えることですが、

 

 

 

7話は廃校やラブライブ大会の要素や、Aqoursの心境とその変化、今まで積み上げてきた重なり合いを最後のアツい展開に持っていく為だけの舞台装置や台本のように取り扱ってしまっていると感じました。

 

 

 

 

 

 

ミュージカル成分が入っているのがアニメラブライブ!の様式美とも言える一面でありますが、少なくとも千歌ちゃんが12話での成長を忘れてしまっているのは、1期と6話まで付いてきた視聴者としては、ここまで何を学んできたのと言わざるを得ません。そうすると、それらの扱いをミュージカル特有の舞台装置として意図的に見せるものだったとしても結果的に悪手ですよね。

 

どこかの記事で書きましたが、自分はアニメラブライブ!のキャラに感情移入して、そこにある「人間」を感じた上で生き様、情熱的に熱く青春を謳歌する様に惚れ込んでいるんですよ。なのでキャラの言動が神の視点で操作されてるというのを感じてしまうと、どうもこう、興が冷めるというかモヤモヤします。

勿論、これは自分だけが貫いているアニメラブライブ!への視聴スタイルですし、自分がラブライブ!を好く上ではこれは邪推だと思います。それに、これ以上こういうメタで後ろ向きな考え方をすると脚本家の方を批判する言い方になりかねません。

自分はアンチ様よろしくアニメを通じてアニメの中の人や制作スタッフ様を否定したり叩いたりする気は毛頭ありませんしそんな立場ではない非オタクなので、今後はこういう見方をしたくはないです。

とにかく、7話は自分が掲げていたアニメラブライブ!の観点とはそぐわなかったなぁという感触でした。無論、これはあくまで個人的感想ですのであしからず。

 

 

 

 

梨子ちゃんが最後、千歌ちゃんに対して「本当の怪獣になっちゃうのかも・・・♡」という電撃G'sみたいな独白してますけどアニメ的に言わせてもらえば予備予選でルール違反犯した前科がある彼女が今度こそ決勝大会で大暴れするバッドフラグになりかねないのでやめてほしいですね。っつーかそもそも千歌ちゃん本人が言ったその「怪獣」とやらは前に付く「普通」という抽象的なものの権化とする為に付いた呼称であって、「普通」伝説から脱却するのかもという意味で使うのなら誤用ですね。オタク界隈に壁クイ関連で足突っ込んでポエミー夢女子をイキりたいのか知りませんが、割と寒かったので善子ちゃん以上の滑り芸でした。

 

 

 

 

 

 

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μ'sから受け継いできた羽がAqours色に透けるシーン。上で散々書いた疑問符があって首捻りっぱなしで初見時はここで感動・・・はせず、そういえばそもそもこの羽もμ'sが廃校問題を終えた2期のEDからだったよなぁとぼんやり考えてました。

この羽をそう考えれば、ここから真のAqoursの物語が始まるというアツい意味合いに受け取れる反面、結局Aqoursにとって廃校問題は枷にしかならなかったのかなぁとかも考えちゃい

ますよね。でもそれこそ12話で千歌ちゃんは廃校をAqoursの枷としないと決意表明した上でこの羽を受け取り Aqoursらしさを証明していた訳ですし、一層この羽が示すメッセージが分からなくなったなぁなんて思えました。

 

 

もう10000字優に超えてますので総評ー!

 

 

 


 

 

 

 

 

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 7話、総合評価は52点です。

 

 まあもう大体上に書いた通りでここに書くことほとんど残ってないんですが、とにかく今週の千歌ちゃんにはガッカリでした。憤りというよりは、お前一期の頃から成長してねえじゃねえかという悲しい気持ちが大きいですね。

次点でそんな千歌ちゃんを咎められなかった他メンバーにもがっくりです。というかここは本当に謎、というか。彼女の狭まって固執した視野を、そんな目を覚まさせてあげられる役割をメンバーじゃなく優しく諭した浦女生徒にしたかったのは分かるんだけど、たとえそれが千歌ちゃんに届かなかったとしても訴えてほしかった。かつての亜里沙ちゃんみたいに、「それが千歌(ちゃん)の目指したかったこと(輝き)?」って。

誰かに気づかされて後押しされてから動くことができるというのは確かに紙飛行機よろしくAqoursらしさではありますが、再三言うようにそれは一期12話で描いた筈で、良い意味での未熟さです。浦女生徒の総意を、最初から重荷と受け取らずサブエンジンとして再スタートを切ってほしかったなぁと。

千歌ちゃんのクセが悪いように出て周りに気持ち的な面で巻き込んだ、といえばそれまでですが、それならそれで1話の内に処理しきってほしかったですよね。 っつーか本当に、千歌ちゃんが拗ねたところも含めて1話の焼き増し感が、ね。何回繰り返してんだって。

 

あるいは、そういうところも踏まえてこの7話は「何度だって追いかけようよ負けないで  失敗なんて誰でもあるよ  夢は消えない」というEDの歌詞になぞらえたという見方もできます。というかそうでないと好意的に解釈できん。

でもやっぱり千歌ちゃんの廃校へのビジョンが退行してしまっている違和感は拭えないかなという感じです。

自分でも気付かない内にこんなに廃校阻止に本気になってたという受け取り方なら美しいですが、それにしたって学校が救えなきゃラブライブなんてどうでもいいという結果主義な発言はアニメラブライブ!サンシャイン‼︎の今までの過程の小さな輝きの集まりをゴミ扱いする発言ですし、その場の勢いでの失言だったとしてもあまりにもタブー(禁句)が過ぎると、あくまで自分はね、思いましたよ。

 

 

 

 

 

そんなとこです。

ま、結果というか着地点だけ見ればこれでμ'sとはくっきり差別化したので、内容的には濃い回だったのではと思います。

 

 

最後に一つはっきり書いておきますが、自分はこの7話の全てをボロクソに叩きたいわけではありません。苦境ではあったものの、特に1年生を中心としたメンバーの気持ちを推し量った思いやりが伺えるシーンなどは素直に加点できる部分でしたし、梨子ちゃんは少々キャラブレはしたものの、夜明けの空に叫ぶシーンは彼女ならではの成長を感じてジーンときました。ひっそりと鞠莉ちゃんが廃校阻止の夢が潰えた悔し泣きをするシーンも、キチンと描写されていたのはかなり感極まりましたしね。なのでその辺りを加味して50点くらいはあげようかなって。

 

あくまでこれは自分、Sunny Roadの個人的感想をです。公にアニメの中の制作スタッフ等に憤っている訳ではありません。ただ、まあ、ちょっと今回のAqoursは、脚本の上で踊らされたかなって悲しくなっちゃいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 来週からは、頼むぞ。幻滅させないで、夢見させてくれよな!

 

 

 

 

 

それでは!

 

 

 

 

いとふゆ

 

 

 

↓2期8話「HAKODATE」感想&考察↓

 

http://sunnyroad.hatenablog.com/entry/2017/11/28/205800