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深夜アニメ・ラブライブ!の感想等…

アニメサンシャイン‼︎2期6話「Aqours WAVE」感想&考察〜俺の信じる、お前を信じろ!〜

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2年越しの、ビッグウェーブだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメサンシャイン‼︎2期6話「Aqours WAVE」の感想&考察です‼︎奥義継承スポ根回、↑のガイナ立ちも含め、かの有名な天元突破グレンラガンを彷彿とさせた方も多かったのでは・・・?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#6  「Aqours WAVE」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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4話でラブライブ予備予選大会をトップで通過し、次なるステージである地区予選大会が差し迫ることで胸を高鳴らせるAqours一行。曜ちゃんの言うように、ご存知一期13話で「MIRAI TICKET」を披露したあのステージに既視感を覚えたように。これはリベンジです。

思い返せばアニメラブライブ!にとってリベンジとは縁遠い語ではなく、今週輝かしい先駆者として讃えられているμ'sでさえリベンジを果たした上での栄光ですよね。一期11話で後一歩のところで穂乃果ちゃんがオーバーヒートを起こし決勝大会には臨めませんでした。新たに成長した彼女は、残された時間の中にある大切なものを見失わず、その次の大会で見事栄光を掴み取りました。

でも実際、彼女がオーバーヒートを起こした時点で実は当初μ'sが目指していた廃校阻止という目標は達成されてるんですよ。本放送当時は12話で「じゃあ後何すんねん」なんてメタな実況をツッコまれてましたね。リベンジを果たしたいと誓ったのは、穂乃果ちゃんが3年生の時間が有限であるのを再認識した為、そしてスクールアイドルの可能性を捨て切れなかった為です。

そう、2期ではμ'sは廃校阻止を既に成し遂げていた。

 

 

 

 

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一方、Aqoursは未だ廃校の危機から逃れられずにいました。それどころか、今週ではそのタイムリミットの猶予が本当に崖っぷちであることを宣告されています。

 

鞠莉「今日現在、入学希望者は57人・・・」

 

 

マジでどうやって集計してんだ?入学願書提出者数とかか・・・?

 

 

アニメラブライブ!では廃校やアイドルステージ要素を扱う割にその具体的な数字や数値・規模などはふんわりしてるところが多く抽象的なのが通例ですが、かなり詳細な数字を序盤に言ってきて「お、おう・・・マジか」となりましたね。

それにしても、残り1ヶ月ちょっとで後43人集めるのかぁ。1話でも絶望的な状況にまで追い込まれてるのはよく分かりましたが、 Aqoursの置かれている廃校危機は2期まで引っ張ってなお背水の陣であることが明確に伝わってきますね。水だけに。

それ考えるとμ'sは「次のオープンスクールの結果が芳しくなかったら」なんてこれまた親鳥らしいふんわりしたニュアンスに留まってますし、生徒会室で焦燥感に駆られる3年生の表情により説得力を生みますね。それに、3年生にとってはスクールアイドルとしてラブライブ大会を目指すのも併せてラストチャンス。1・2年生よりも背負うものが多いことは明らかです。

・・・こればかりは本当にどう転がるのか分かりませんね。廃校阻止達成なるか、失敗に終わるのか。次回7話の予告でも切迫したシーンが切り取られていましたし、Aqoursの物語は2期折り返し地点というところで佳境を迎えそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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何やってんのお前・・・(ドン引き)

 

 

 

いやほんと何やってんの。俺今Aqoursが佳境に差し掛かるって書いたばっかなんだけど。緊張感持ってやってる?(イライラ)

梨子ちゃん、5話で善子ちゃん共通する部分を見出し今まで以上に親睦を深めたのか知りませんがこの6話で真顔で普通怪獣ちかちーとかぼやいてたりするしかなり情緒不安定な女の子に成り下がっていておいら悲しい。

というかTOKYOに舞い戻った時も壁クイ本とかいうオタク街道まっしぐらの道に迷走したのもあるし、梨子ちゃんってもうアニメじゃただの影響されやすいミーハーガール扱いされてるんですかね。同じく2年生組で対を成す自分のスタンスが自分からは曲げられなくてウジウジしちゃう女の子がいるというのに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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それはともかく。

廃校阻止の為の真の意味での最終手段と相成ったラブライブ地区予選大会も、こと浦ノ星女学院生徒にとっては大きな壁。

地区予選では会場投票とネット投票の2つですぐさま決勝大会進出者を決定するらしく、その会場では出場校の生徒が大挙して投票に応じることは明白。ニュースサイトでラブライブ!なんていうジャンルが設けられて決勝進出予想でピックアップされるくらい伸びしろが期待されてるAqoursと言えども、他のマンモス校の組織票には及びません。

いやでもこれズルくない?じゃあ最初から生徒数多い校の出来レースじゃん。ラブライブ大会運営のあれこれは基本スルーしてますが、アニメの世界観では一大ジャンルとして盛況なアイドルジャンルが数の暴力が横行しそうなルールでやってるかと思うとゾッとしますね。それともネット投票が実は相当な力持ってるのか?確かにμ'sでもAqoursでもPV閲覧数に一喜一憂したり、おざなりにできない媒体だとされてはいるけど・・・まあいいや。だからこそ、会場の他校の生徒の贔屓さえ揺るがすキセキの波を起こすことが覇者となる為に肝要なんでしょうかね。

 そういえばここ、ルビィちゃんスマホ持ってるように見えますがこれカバーが青なので曜ちゃんのですね。ルビィちゃんスマホ持つと知育玩具みたいですが持つ日は来るのか・・・

 

先のシーンの生徒会室で3年生だけが集まっているのが影響して、ここでは3年生だけがラブライブ大会への進出により一層真剣な表情を浮かべています。学校存続への危機がより如実に見えたことで、3年生として下級生を束ねる責任感が増したこと、Aqoursメンバーの年長者として年少のメンバーよりもスクールアイドルを入学希望者の呼び水とすることへの意識が切り詰められていることが演出されていますね。

勿論、廃校の危機にこれまで以上に瀕しているのは1・2年生も分かってはいるのですが・・・何より3年生の彼女らは2年前、同じ危機意識を持ってスクールアイドルに臨んだ過去があります。思いが上乗せされるのは必然と言えましょう。

 

 

 

 

 

 

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5話からずっと、ダンスフォーメーションノートを大事そうに抱えていた果南ちゃん。ノートを見つめる目は一見優しそうに見えて切なげです。鞠莉ちゃんがそのノートに書かれている「アレ」をやろうという話を持ち出すと、果南ちゃんは悲しげな表情で拒みます。何故なら、それこそが彼女がノートを持ち続けていた理由に直結するからです。

2年前、まだ3年生らが旧Aqoursとして活動していた頃。彼女らはノートに書かれている「アレ」をやろうとしました。しかしそれは完成ならず。鞠莉ちゃんはそのフォーメーションで足を痛め、その身を案じて果南ちゃんはスクールアイドルの道を旧Aqoursごと諦める決断を下しました。そのことに鞠莉ちゃんは自分の疎通不足に負い目を感じています。そしてそれでいて、鞠莉ちゃんは「アレ」に賭けたいと持ち出している。

鞠莉ちゃんはスーパーポジティブなんですよ。自分を取り巻く内浦の全ての日々が自分の身の上を救ってくれているという感謝が根底にある。だからこそその身の上を利用してまで守りたいと願い、持ち前の実行力を活かして理事長にまで上り詰めて、今があるんですよね。彼女が内浦にこだわる理由がそれです。鞠莉ちゃんにとってのフォーメーションノートは、その内浦の日々の結晶体に他なりません。それが傍から見てどれだけ痛ましい痛手を負ったものだとしても。だから彼女は、冬の海に飛び込んでまで旧Aqoursが生んだそれに可能性を見出します。

 

 

 

だけど、果南ちゃんからしてみればそれは違うんですよ。全く目線が違うんです。今回はその違いで揉めたりはしませんでしたが。果南ちゃんにとってそのフォーメーションは、誰かの可能性が「傷付く」ものなんです。

色んな考察ブログを見てると、当時果南ちゃんがやるはずだった大技なのに鞠莉ちゃんがケガしたのは何でなん?とツッコむ人が多くいましたが、実はそこがミソなんじゃないかなと思います。

 

(ぶっちゃけその大技の後ろの技も難易度高いらしいですしケガのリスクが無くは無い)

 

どちらかというとケガするしないの過程は重要じゃなく、果南ちゃんの技で鞠莉ちゃんがケガをしたことに重きが置かれているのでは、と。結果論ですけどね。しかし現に、果南ちゃんはまたガンコオヤジを再来させている。その技をセンターである千歌ちゃんにやらせると、彼女がケガをするのは勿論、彼女に恩を感じている梨子ちゃん曜ちゃん、ひいては1年生や、Aqoursを応援してくれる人たちまで傷つけかねないと案じたからです。だから教えられない。

今や、Aqoursは3年生だけが乗った船ではありません。内浦の者全体が乗っかる最後の大船です。そんな状況で、自分が考えた技で大切な人が傷付く危険を冒すべきじゃない

そう、果南ちゃんは、

誰よりも優しく、

誰よりも海のように大らかで、

誰よりも誰かの内面の色んな心情や身の上を慮ることができる女の子です。

だからこそ鞠莉ちゃんのこともあって、自分の選択が他人の可能性を狭めることには加担したくない。そう思ったのではないかと。

 

 

 

 

 

 

 

 

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やっと出てくれたよぉ・・・(安堵)

待望の再出演。携帯の画面越しじゃありませんよ。遠方は雪降る北海道から生電話のSaint Snowさんです。

(何か聖良さん前髪の毛量が少なくて色々心配になりますね・・)

戦友として仲を深めたのか、千歌ちゃんラブライブ大会で覇者となる厳しさを改めて説いた上でAqoursの戦況に警鐘を鳴らします。プロ意識が一際高い彼女らは助言者として最適ですね。その実前回大会のベスト8入りらしいですし実績は折り紙つき。聖良さんは3年生とありましたし彼女にとってもラストチャンスです。なら新曲映像くらい生で流したれよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Saint Snowの助言を受け、Aqoursにしかできない何か」「Aqoursらしさ」を探し出しステージで見せないと地区予選は突破できないと判断した千歌ちゃん。これも既に色んな人が言っていますが、μ'sも丁度2期6話でぶつかった問題であると共に、μ'sはコミカルにもその真逆を行き「今までのμ'sの殻から脱却する」ことに試行錯誤を重ねました。しかし、ベクトルは違えどμ'sもAqoursも「今までとは一線を画す彫りの深い何かを開拓する」という行為の向きは共通していますね。ラブライブ大会を通して、スクールアイドルグループとしてのアイデンティティを同時期に各々試されているというのは面白い。

 

それをベストタイミングと銘打ち、ダイヤさん鞠莉ちゃんは「あの技」を千歌ちゃんに打ち明ける決心を固めます。当然果南ちゃんは乗り気ではありませんが、いつになく真剣な面持ちだった千歌ちゃんは千載一遇とばかりに前のめり。渋々ブワブワになったノートを渡します。千歌ちゃんそこツッコんでくれて良かったんやで。

 

その「技」をいざ練習してみれば、確かに果南ちゃんが渋った原因の一つでもある通りかなりの難易度。難易度もそうですが、果南ちゃんが言うように体への負担も大きいようで、数日間練習して体のあちこちに生傷作ってしまっています。おいおい・・・アイドルが生傷て・・・

発言を辿っていくと、地区予選大会までの猶予を何日間か設けられていて後に果南ちゃんが言うタイムリミットからも傷が治る時間があるっぽいですがやはりあちこちボロボロというのは好ましく思わないですね。電撃G'sでは割と運動神経が良い設定らしい千歌ちゃんですが、アニメだとどうなんでしょう。

 

しかし、千歌ちゃんは挫けません。

 

私ね、一番最初にここで歌った時に思ったの。皆がいなければ何も出来なかったって…

学校の皆にも、町の人達にも助けてもらって…だから、ひとつくらい恩返ししたい!

 

彼女は、今の自分があるのは誰かに支えてるからだと信じてやみません。そう思うのは、自分が普通怪獣であると思い込んでるから。何もできない、成し得ていない自分がこんな大きなステージに立つなんて、他のメンバーや内浦のみんなや、他の誰かの力のおこぼれにあずかっているだけだって。

だから、せめて何か一つでも。リーダーとして先導する船頭として残したい、成し遂げてみたい。熱い気持ちが千歌ちゃんを突き動かします。

 

 

 

まあでもぶっちゃけここら辺で、「いやいやどんだけ最終奥義やねんってツッコミは入りましたね。確かに傷を作ってはいますが、何かもう死人が出るレベルの真剣味溢れる表情で技のリスクを語るもんだから流石に変な笑い出ましたよね。

アニメラブライブ!はそういう要素をいちいち大袈裟に、良く言えば誇張してドラマ仕立てやミュージカル要素に発展させるきらいは以前からありましたし実際硬い床でやるには危険な技ではあるしこの演出には減点こそしませんが、何つーか、一つのダンスフォーメーションをここまで仰々しく取り扱うのはシュールさを感じなくもないです。まあ、今までのAqoursには無かった大胆さがある故だと解釈してますけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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とはいえ、何度やっても上手くいかずつまずきコケて転びまくる千歌ちゃん。何日間も休みなく練習してその都度痛ましい顔をする彼女に見兼ねた果南ちゃんは、遂に「タイムリミット」を設定します。

 

千歌。約束して。明日の朝までに出来なかったら諦めるって。

よくやったよ千歌。もう限界でしょ?

 

勿論、これは千歌ちゃんにただ冷たく当たっているのではありません。この先の千歌ちゃんの可能性や、Aqoursの行く末を案じてこそです。限界でしょ?と問うてはいますが、実際果南ちゃんの方こそもうただ傍で見守るだけというのが限界に近かったのでしょう。何せ、見るたびに2年前の出来事が思い浮かぶでしょうから。

 

 

 

グッと唇を噛み締め、拳を握りしめる千歌ちゃん。ここ好き。末っ子特有の変なとこ負けず嫌いな部分が表れ出ると共に、果南ちゃん千歌ちゃんが師弟関係っぽく演出されるのが良い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うん・・・いやまあでも、いい加減ツッコミ入れさせてもらうね。

 

 

もっとテクニカルな指導は施さないの?何で誰も技術的なアプローチを教えないの?

 

 

制作スタッフに陵辱趣味でもあるの?

 

 

 

ここ個人的にかなり減点です。自分はスポ根もの大好きなんですけど、大切な部分、メリハリをつけてほしい部分が抜けてて残念。

何で千歌ちゃん放置プレイやねん。そこは果南ちゃんも意地張ってないで最低限のやり方くらい指導してやれよ。

あるいは、運動神経の良い設定があるかどうか知りませんが少なくとも高飛び込み設定が生きてるスポーツマン曜ちゃん選手も「もうちょっとー‼︎惜しい‼︎とか声援送るだけじゃなくて体の上手い操り方とか、お手本とまでいかなくとも出来ることあったでしょ。

 

いやほんと、果南ちゃん流石にそこはケジメつけようや。君そんだけケガを恐れてるんなら、ケガが懸念される技だって身をもって知ってんなら指導者としての顔は持っとこうよ。伝統工芸の職人ちゃうんやぞ。この技がケガは不可避なものかもしれんけど、少なくとも放置プレイは先輩面する上で無能極まりねえわ。

 

もしかしたらその指導シーンを踏まえてこそのタイムリミットシーンだったのかもしれませんが、だとしたらその指導シーンを削るのは確実に減点です。感情だけ切り取ると美しい王道スポ根ですが、それはそれ、これはこれ。果南ちゃんの周りを取り巻くコミュニケーションがいつも不足がちなのは推してる者としてはすごく悲しいです。

 

 

ま、それはそれとして。

 

「何がダメなんだろう」と失敗の連続で遂に弱気になる千歌ちゃんの手を優しく取ってくれる梨子ちゃん曜ちゃんが美しいですね。

思えば彼女達は両人共千歌ちゃんとファーストライブの直前こうして手を取り合い、暖かさを分かち合った仲。今のAqoursを語る上で、千歌ちゃんを支える同級生として大切な存在です。

 翌日の朝という厳しめのタイムリミットを言い渡されたその夜、千歌ちゃんは夜を徹してまで練習・習得に励みます。 梨子ちゃん曜ちゃんだけではありません、いつしか1年生ズも声援を送って。これが、今までのAqoursを打破する決定打となると信じて。

 

 

 

 

 ここから、果南ちゃん千歌ちゃん、新旧2人のリーダーの話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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果南ちゃんって、ガンコオヤジなんです。鞠莉ちゃんの言う通り。やる事なす事、大体が両極端なんですよ。徹底してやるか、完全に投げ捨てるか。

2年前スクールアイドルをやろうと鞠莉ちゃんを誘った時も、彼女は強引に性交渉ハグで承諾させました。

はたまた、いざこざがあってスクールアイドルは挫折し、復学直後に鞠莉ちゃんが2年前の衣装を持って来た時、そしてこの6話のノート。果南ちゃんはそれを気持ちの上でも、物理的にも投げ捨てました。鞠莉ちゃんとは違う意味で行動派なんです。嘘がつけない性格だと言ってもいいですね。千歌ちゃんに2年前のことを突っ込まれた時は精一杯はぐらかしてましたけど。とにかく、彼女はやる事がいちいち大胆で極端なんです。

 

 

でもそれは、咄嗟の判断や感情だけでないことは前述したように明らかですよね。果南ちゃんは本当はとても優しく大らか。1話の感想の時に書きましたが、彼女は自分の力を誰かの助けになる為にこそ使う女の子です。それ故に、大切な友達や、幼馴染でさえも気持ちを推し量ってしまう。見すぎてしまう。考えてしまうんです。

慮った思いが大切と知る時、諦める勇気さえも厭わない女の子。

 

 

ぅゅぅゅ。ん?待てよ。そこまで行動派なのだとしたら、じゃあ何で今もあのノートは捨てずに持ってたの?自分はそこまで考えた時、本当の果南ちゃんに触れました。

 

本当は、果南ちゃんも信じたいんですよ。千歌ちゃんを。もっと言えば、その秘伝の書であるノートを後輩に託して、2年前の悲願を成し遂げる Aqoursの「自分」を。 

 

だけど、それができない。どうしようもなく気持ちが揺れ動く。奥底の本当の気持ちに、「自分が考案したもので他人の可能性を奪いたくない」と思うもう一人の果南ちゃんが蓋をするんです。他人を他人だと思わず、大切な人であると思いやれるからこそ、半々の自分が両立し、葛藤を起こすのです。

これはあくまで自分の憶測です。しかし、反証がその2年越しのノートの扱い方にあります。もし果南ちゃんが周りの人の気持ちにこだわらないスッパリとした人であればとっくにあのノートはゴミ箱の中です。そうしなかったとしても、今のAqoursの練習に同じノートを持ち出さないはず。

 

信じたい、託したい。今の自分が最後まで全力で駆け抜ける為に。5話で言っていましたね。  「やりきったって思いたい」って。あれは間違いなく本心です。

だけど責任を押し付ける訳にはいかない。物理的にも精神的にも傷を残す重荷にしちゃいけない。だから果南ちゃんは、「試す」形を取りました。これは時間制限付きの試練。自分が成し遂げられなかったものを与(あずか)り、されば与えられんという構えにした。

 

 果南ちゃんが6話で再びガンコオヤジになったのは、これが最後の大一番というところで、大切な思いを乗せたノートを託す自分を未だ最後まで信じきれない苦肉の策だったんです。

己を信じてる己を信ずる。トートロジーみたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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そしてまた千歌ちゃんも、果南ちゃん似通った心の部分を携えています。もうお分かりですよね。自称普通怪獣のことです。

彼女も彼女で、自らを普通なのだと思い込むことで本当の自分に枷をつけたままでいます。何故か?何故なら千歌ちゃんは、「形に残る何かを未だ成し遂げたことがない」からです。あるいは、それもまた思い込んでるんでしょうね。

スクールアイドルの活動だって、ファーストライブでもラブライブ予選大会でも内浦の人が駆けつけてくれて、周りの人たちが支えてくれた。それは事実です。にも関わらず廃校問題は崖っぷち、予選大会も涙を飲む結果。それもまた事実。悲しいことにね。

じゃあ千歌ちゃんは本当に彼女が目を覆って涙ぐむように、「まだ何もしてない」のか?

 

答えはNOです。もう明らかですよね。梨子ちゃん曜ちゃんが傍にいる。ただそれだけでその問いの否定になります。

 

 

千歌ちゃんがいたから私はスクールアイドルを始めた。

 

私だって、Aqoursのメンバーよ。

 

それぞれ6話と、1話から。月並みな言葉なのかもしれません。ですが今の千歌ちゃんにとってはどちらも有り余る言葉です。

曜ちゃんも梨子ちゃんも、本来スクールアイドル以外の選択肢を取れる人間なんですよ。

 

曜ちゃんは言わずもがな高飛び込み。それが千歌ちゃんとの凡才・非凡にずっと線を引いていましたが、今こうして同じ時を笑い合うのは紛れもなく曜ちゃん自身が千歌ちゃんの本気の熱量をキャッチしたから。曜ちゃんが競泳水着ではなくアイドルの衣装を着るのは、 それまで無かった姿の千歌ちゃんを信じた証左です。

 

梨子ちゃんはピアノ。しかし彼女がここ内浦に来たのはそのピアノへの憧れや楽しさを見失っていたからです。千歌ちゃんがスクールアイドル関係なしに、とキチンと線を引いてこそ彼女が大切にしていた「キラキラ」と向き直すことができました。それでいてなお彼女が内浦を選びスクールアイドルを志したのは、千歌ちゃんに夢を抱く大切さを教えられたから。歌や音という本来見えないものに力を見出し与えるのは、5話でも感じていましたよね、その小さな音の一粒一粒が大きな力へと運ぶ、見えない可能性に満ちてると千歌ちゃんを通じて見直したからです。

 

この2人が言ってくれたからこそ、説得力を生むんです。どれだけ思い描く結果にならなくても、どれ程思うように超えられない壁を前に悔しいと涙を零しても。諦めないと前を向いた彼女に、ついてきてくれた人がいる。思いを受け止めてくれた人がいる。夢も志も違うけど、それでも協力すると言ってくれた人がいる。

 

信じてくれた人がいる。

 

これでも何も為してないなんて、もう言えませんよね。後は最後の一押し。自分で自分を信じれば、それが新たなAqoursへのラストピース。

 

 

 

 

 

 

 

 

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果南ちゃん千歌ちゃんも、Aqoursのリーダーを務める上で足りない部分が共通してたんだと思います。それは周りのみんなが信じた自分を信じること。自分の為じゃなく、他人の為に動ける優しさを持つが故の盲点です。

そしてそれが合致し気づいた時、「信じる思い」という環に「自分」という対象の最後のビーズを繋げる時。小さな可能性の一粒一粒がひしめき合って、旧Aqoursから2年越しに真のAqoursが完成される。さあ今こそ、捲土重来その時だ。自分で自分の飛沫を上げて、2年越しのビッグウェーブを期するのだ。

でもここで忘れちゃいけないのが、「過去を否定しないこと」なんですよ。鞠莉ちゃんが言っていたように。彼女はこうも言いました。「あれ、やりたかったね・・・」と。フォーメーションに前向きに捉えて千歌ちゃんを信じていた彼女でさえも、本当は2年前の、3年生だけで組んだ旧Aqoursに並々ならぬ思い入れがあるんです。あれだけ痛い思いをしても。過去をしっかり踏まえた上で、それを否定しない。それを既に、新Aqoursは歌っています。もうお判りでしょう。「何かを掴むことで何かを諦めない」。当時は曜ちゃん梨子ちゃんのことを歌っているのだと思いましたが、「想いよひとつになれ」この曲が収録されたシングルジャケが3年生だと知った時、この曲はAqours全員に当てはまる、誓いのような意味があるんだなと思いました。

 

「ありがとう、千歌。」この言葉には色々な意味と思いが込められているのでしょうね。そもそもこの言葉のシーン、千歌ちゃん本人に聞こえていたのかすら定かではないと指摘されてる方がいてそこにまた奥深さを感じます。

勿論、自分が完成できなかった技を完成してくれてありがとうという意味もあるでしょう。幼馴染のちっぽけだった千歌も大きくなったねって、アニキ超え的な意味でね。ですがこれを言ったのは、先述の通り千歌ちゃんと同じ弱点を抱えた果南ちゃんです。千歌ちゃんは最後に技を完成させる自分自身を信じて、果南ちゃんが超えられなかった壁を超えた。彼女が彼女を信じ抜いたその瞬間、自分も自分を信じることができた。

「(自分を信じさせてくれて、)ありがとう」という意味が一番大きいのでは、と多くの方が仰るように自分も思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そして迎えたラブライブ地区予選大会。待望の新曲、「MIRACLE WAVE」です。

アップテンポなハイペースリズムにキレの良い激しめのダンス、横隊に並ぶフォーメーションが多く感じたのは「波」を表現したいが為なんでしょうか。衣装はピンクと白を基調としたアイドルとチアリーディングの中間のような程良く露出(おへそ!おへそ‼︎)の整ったデザインでかなり好きです。ぶっちゃけOPの衣装よりしゅき。ベースのアンダーシャツとハーフパンツの黒が良いハーモニーを生んで初代プリキュアみたいに見えるせいかな?

 

 

 

 

 

 

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 千歌ちゃんが受け継いだ技とは、器械運動で言うところのロンダート+バック転ですね。体育の授業で教わった方も多いのでは。ちなみに自分はロンダートしかできません。ぐぬぬ。まあ確かに硬い床の上でこれをやるのはアクロバットとも言うべき派手なダンスアクションです。某○ャニーズみたいなね。跳び足もキレイに揃って伸びてますし、本当に美しい成功型ですね。

その千歌ちゃんの後ろで8人が披露したのも「ドルフィン」という団体ダンスでのテクニックらしく、こうして後ろに引いて一斉にうつ伏せになることで前方の一人しか客席の視界からは見えなくなり、一人のソロパフォーマンスがより一層際立って見える演出がなされるというもの。

一見ただ寝転がって休んでるだけじゃんと思いがちですが、ダンス経験者の姉貴曰く激しい踊りで息が切れてる中いきなりうつ伏せで静止するのはかなり胸が圧迫されてキツいんですよ。胸筋が少ない女性なら特に。心臓に負担をかけないように、実は腕で胸を目立たない程度に持ち上げてるんですって。つまりこっそり腕立てしてる状態。花丸ちゃんが1話で腕立て伏せ頑張ってたのは伏線だったのか・・・‼︎逆立ちのように足を高く上げてから伏せるのは波を表現するAqoursオリジナル。

名前からも果南ちゃん考案って感じがしますが、こんな素人目じゃ分からないダンステクニックを駆使しないと太刀打ちできないラブライブ大会の厳しさもひしひしと感じましたね

ね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 自分を信じることは、本来難しい行為です。井の中の蛙になればなるほどそれは容易になりますが、同時に矮小な自惚れにすり替わります。だけど、千歌ちゃんは自惚れ屋ではありません。寧ろ彼女はいつも内浦から大海を見渡していました。だから彼女は自分を信じる代わりに自分を普通怪獣にすり替えて、周りの皆を信じて動いてきました。

ラストチャンスの今だからこそ、周りが今まで信じた自分を信じる時。「俺の信じるお前を信じろ!」です。カミナカッコいい。だからシモンは、千歌ちゃんは閉じこもっていた殻から脱却します。精一杯の感謝を込めて、全身全霊の力で。2年越しのビッグウェーブが背中を支えるのを感じて、振り向いて。

 

「信じてくれて、ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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6話、総合評価は90点です。

 

先に書いたように自分はアニメハイキュー‼︎で泣くくらいスポ根大好き人間なので、今週のような「先代超え」展開がまさかAqoursで用意されるとは思わず目からウロコの30分でした‼︎結果論ではありますが、旧Aqoursと新Aqoursの繋がりが薄いと感じていた一期も、こうして「ノート」を受け渡すことでようやくより彫りの深い意味合いができたのではないかと思っています。新旧Aqoursリーダーが自分の胸中に抱えていた思いがその場しのぎで拵えた感情でなかったこと、一期で踏まえていたモヤモヤをキチンと要素として持ち出して決着をつけたのは申し分ない「俺が見たかったラブライブ!要素」です。

 

 

ただ、先述の通りその為の「試練」があまりに肉体言語かつ放置プレイで振り切っていたことに関しては「そこはケジメつけろや」と残念に思いました。危険だ何だと顔曇らせる前にやる事あるでしょって。

後、これは書いてなかったですがラブライブ大会で獲得票を煽るためには派手なことして目立ちまくる必要がある→アクロバットという図式は、μ'sの2期6話同様あまりに短絡的すぎないかというモヤモヤが無くはないです。本来アイドルのステージってただ目立てばいいって安直なもんでもないでしょってのが持論ですんで。

AqoursAqoursたらしめる自己肯定の内輪視点と、その彼女らを見て投票する観衆の視点が中途半端に綯い交ぜになってる違和感は、感じましたね。ま、それくらいです。

 

 

 

あー・・・後、多くの視聴者・ラブライブ!ファンが「あのアクロバット、伊波さん(千歌ちゃんの中の人)どうすんの?心配・・・」みたいな反応を脊髄反射でしていて自分は、あくまで自分はですが底知れぬ違和感を抱きました。ですがこのブログで書きたいのはあくまでアニメ本編での所感なので割愛します。Twitterには思う存分書き殴っているので、知りたい方は自分のツイート遡るなり何なりしてください。ご本人がまだ何の意思表示もしてませんしね。浦ラジなり何なりでその事について言及されたら改めて書き殴るかもです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後はマジで大満足でした。勢い任せなのはアニメラブライブ!の長所であり短所ですが、今回の「勢い」は概ね長所と呼べるものでした!

 

 

 

 

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次回は・・・最早この画のみで説明がつきますね。浦女の、Aqoursの命運やいかに・・・⁉︎

胸が高鳴ると同時に胃も痛くなってきますね!

 

 

 

来週も楽しみです!

 

 

それでは‼︎

 

 

 

 

いとふゆ

 

 

 

↓2期7話「残された時間」感想&考察↓

 

 

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