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深夜アニメ・ラブライブ!の感想等…

アニメサンシャイン‼︎2期4話「ダイヤさんと呼ばないで」感想&考察〜お堅い宝石の赤い頬〜

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呼び方は違っても、足並みは揃ってるから。

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、アニメサンシャイン‼︎2期4話の感想と考察です。プライベートが色々忙しく睡眠時間がゴリゴリ削られる中グルグル考えを巡らせて毎週感想記事書いてますが、今週は特に書くのが楽しかった!

恐らくアニメラブライブ!ファンの皆さんの多くも、今週の所謂「メンバー個人回」に絶賛の拍手を惜しみなく送ったのではないでしょうか…‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#4  「ダイヤさんと呼ばないで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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前回の3話、学校説明会とラブライブ予備予選のダブルブッキングに「キセキの虹」を掛けたAqours。向こう見ずな一心不乱の努力が功を奏し、見事ラブライブ予備予選はトップで通過。

トップというのは予想外でしたね。まあメタな話、ここで予備予選で落ちるなんてやらかしたらアニメラブライブ!としてあまりにも詰んでる散々な結果と言わざるを得ないのですが。画面のサイトには「予選結果発表」としか書かれていませんし、とするとこれ全国の地方の1次予選大会でAqoursトップということでしょうか。すごい。

 

 

 

 

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これにはSaint Snowの姉妹の姉、鹿角聖良さんもニッコリ。ルビィちゃんがいつのまにか仲良しさんだね、みたいなこと言ってますが千歌ちゃんと懇意ならぶっちゃけこんな形(TV電話越し)で再登場させてやるなよとね、思っちゃいますよね。まあ北海道出身だからしゃーないか・・・作中の時期だと既に雪降ってそうですし。そういえば冒頭で千歌ちゃんが珍しく早起きして志満姉の言通りが降ってましたが早起きも雨も割と何の意図も無くて拍子抜けしました。本編全ての描写に意味や意図があると敏感になりすぎてちゃいかんね。

 

ともあれ、予選通過にホッとし喜びを分かち合うメンバー。学校説明会における入学希望者推移の方の問題は今回の内容ではまだ定かではないですが・・・今はひとまず、「自分たちだけの力で掴んだ方のライブ」の頑張りがしっかり報われたことに安心したいでしょうね。

しかし面々が喜び勇む中、神妙な面持ちでその様子を見ている者が・・・。

 

 

 

 

 

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よかった、鞠莉ちゃん小銭の存在を知ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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連チャンのライブへの諸々の出費で部費が底をつき、メンバー全員でバイトをして活動資金を確保しようという話になります。μ'sの頃からアニメラブライブ!においてひっそり部費の概念は存在し、それが逆にμ's2期7話のクソ寒生徒会茶番劇を彷彿とさせてビクッとしましたが、Aqoursは生徒会長も理事長も独占的なことには当然力を貸さない方向。

そんな中、「時間はあまり残されていませんわよ」と言っていたくせに、自分が発案したフリーマーケット中も妙な引っかかりで頭がいっぱいで上の空。生徒会長黒澤ダイヤの憂鬱は、知己と言ってもいい長い付き合いの果南ちゃん鞠莉ちゃんの目にも届き、終いには勘付かれます。 膝に手をついて明らかにうなだれていたのに千歌ちゃんくらいしかまともに気付かないのも何かアレだけど。「だって・・・」「笑いませんか?」とムスッと拗ねたような口調で俯いたまま渋々打ち明けるダイヤさんめっちゃ可愛い。ここもですが、4話は総じて中の人小宮さんの演技がダイヤさんの心情としっかりリンクしてて大変良かったです。

 

彼女が抱えていたモヤモヤは、果南ちゃん鞠莉ちゃんといったように、自分も「ちゃん」付け」で呼ばれたいというものです。ほんの些細な願いだけど、完璧主義な彼女にとっては野原しんのすけみたいな奇っ怪な笑みで妄想してしまうほど由々しき問題。自分だけ「さん」付け」で下級生と距離を置かれたままなのは学年入り混じる部としてまずいと思ってしまっているのもありますが、ずうっと一緒に仲良くやっていた果南ちゃん鞠莉ちゃんが自分が届かないところに僅かに先んじていることに寂しいという気持ちも抱えているのでしょう。かたやポニテイルカの方は良きに計らえ!とか言って見たまえ!とか妙な喋り方がマイブームになってるみたいだけど。

とにかく、そんなちっぽけな願いを一通り大笑いした後、幼馴染のお姉さんたちが一肌脱いでやろう!と果南ちゃん鞠莉ちゃんによる「ダイヤちゃんプロデュース大作戦」が決行されるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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人に指差す姉といい超絶人見知り(最近は怪しい)の妹といい、格式も敷居も目線も高い黒澤家は商売向いてねえな・・・

 

 

 

 

 

 

 

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とはいっても、実際に行動するのはダイヤさん自身。果南ちゃん鞠莉ちゃんはあくまで下級生と親密になるチャンスを設けてあげるというもの。曜ちゃんの緊急要請でみとシーの一日バイトに駆り出された一行は売店や風船配りなどそれぞれチームに分かれて大忙し。

ここ、特に1年生組が軒並み精神年齢が園児と同レベルで面白かったですね。花丸ちゃんは洗剤一本丸ごとぶち込むし、善子ちゃんは園児の扱いに不慣れだし、ルビィちゃんいつも通りだし。

着ぐるみ安易に脱いでええんか・・・?園児の夢壊しまくってる気がするの俺だけ?

ダイヤさんもそんな中で下級生と気持ちを一つにするべく、いつものように叱責するではなく物腰柔らかく雑談などして接する・・・のですが、それが逆に違和感がありすぎて下級生らにとっては戦々恐々。「ありがとう、曜ちゃん・・・のさりげないちゃん付け呼び、んもうメチャクチャ好き。最高。胸にキュンとくる。

自分はダイヤさんには電撃G's由来のイメージがあり、寧ろどっちかっていうと電撃G'sの彼女の文武両道なところ、淑やかさ、慎ましげな情熱、妹に対するただ寵愛するのでなく一歩引いて分けた考え方が大好きなんですが、この辺の一連の悪戦苦闘シーン見てると「アニメのキャラも・・・ええな!」と思いましたよね。というか自分がダイヤさんのアニメキャラ改変でうんざりしたのは主にμ's大好きにわか発狂オタクとブッブーですわ!の口癖のみなので、それ以外は基本的に大好きなんですけどね。

 

 

 

 

 

 

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みとシーにバイトというだけあって、随所随所に2ndシングル恋になりたいAQUARIUMのパロが施されてましたね。PVではなかなか見つけられなかった曜ちゃんが、アニメでは「ここだよー」と自分から呼ぶシーンがさりげなく成長を感じられて感慨深いものを感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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結局、混乱を招くだけになりつつあったダイヤさんの孤軍奮闘に見兼ね、果南ちゃん鞠莉ちゃんは下級生たちに彼女の悩みをこっそり打ち明けることに。一期で本来下級生と繋がりの薄かった2人の痴話喧嘩を生徒会長の座としてしっかり繋いで守ってくれた名仲介役のダイヤさんのピンチに、今度は私たちがダイヤさんを助ける番!とばかりに結託する流れもすごく優秀。もうここら辺で4話の評価は95点くらいになってました。

 

 

でも、「助ける」必要なんてなかったんですよ。先生の隙を突いて園内ではしゃぎ回る園児たちに、普段園児たちの扱いなんてした事もなく不慣れなメンバーはおっかなびっくり。園児の中でリーダー役を務める子の必死な声も届かず・・・

同じ精神年齢で泣き出す高校生もいたり。

そんな時、笛の高鳴りで園児の耳目を一網打尽にしたのは、紛れもなくダイヤさん。ただ上から叱責してまとめ上げるのではなく、園児たちに親しみ深い擬音のついた「ブッブーですわ!」といったお姉さん言葉と、子どもならみんな大好きダンスとお歌で園児と同じ目線で諭すその姿には、本来彼女が持つべき輝かしい笑顔がありました。

彼女は自分の「本分」を知っている。知った上で、今回の件はその本分が言葉の節々から下級生と距離を置かれているんだとちょっぴり勘違いしてしまっただけなんです。些細なところまでこだわるのが完璧主義で純和風な黒澤家の気質といったところなのでしょう。ダイヤさんにはリーダーシップ、妹のルビィちゃんにはアイドル衣装という点で、そういう気質が顕著になっていますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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でも実はそれ、今更な話なんですよ。幼少期のダイヤさんのシーンがあったように、彼女は昔からリーダー気質で、統率を取るべき器と才覚があったんだと思います。そして先程のみとシーでの様子同様、彼女は少なくとも壇上に立つことを厭わなかった。自覚か無自覚か、自分に相応しい器だとして「リーダー」を全うしていたんでしょう。

 

だけど、それ故に黒澤ダイヤという女の子は、孤高の寂しさを持ち合わせていた。善行をする上で、統率を取る上で一抹の願いが沸々と膨らんでいった。

それこそ幼少期からずっと。壇上の上から向き合うのではなく、誰かと同じ方で同じ目線で、分け隔てなく肩を並べて同仲睦まじく話して微笑み合うということを果南ちゃん鞠莉ちゃん以外でしたことがなかった彼女は、妹のルビィちゃんとは違う理由で人見知りとなっていった。

要するに、自分にも他人にも厳しい彼女には「隙」が無かった。何事にも真剣なんだけどそれ故とっつきにくい、接する時に己を律し目線を変える必要がある人物というのは案外身近にいるものですよね。

 

 

じゃあダイヤさんは、本当に「とっつきにくい」だけの人なんでしょうか?

答えはNOです。そしてそれを証明してくれる人が、Aqoursメンバー内にちゃんといます。妹のルビィちゃんという存在です。

 

 

 

 

ダイヤさんルビィちゃんに特別な愛を持っています。変な意味じゃなく。それは姉として妹を教え導くという意味もありますし、自分よりも年齢も能力も少ない者としての思いやりや親心ともいうべき気持ちも内包されているでしょう。そんな暖かい気持ちの渦はそれこそ、前回の3話で優しく妹を抱擁するシーンに全てが詰まっていますよ。とても大きく広い愛に満ちているんです。

そんな愛を持ち合わせ、かつリーダーシップを発揮してAqoursのお目付役として叱責できるのは、彼女が「守りたい」という強い気持ちで常にいるからに他なりません。そう、彼女は「守りたい」を原動力に、妹にも、幼馴染にも、そして学校にも・・・自分や他人に厳しく律することができる人物です。

 

 

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傍から見れば、ダイヤさんは「石頭のお堅い人」なのかもしれません。名前の通り、ね。

花丸お椀が頭に乗った時に陶器の軽い音が鳴ったって物理的な意味でも。

でも、本当にお堅い人なら妹のルビィちゃんにだって、10話以降も厳しく接していたと思うんですよ。だけどあれ以降、彼女は折り合いをつけられるようになった。ただ守りたいものの為だけに、周りを弾圧する過去からキチンと成長しているんです。それはつまり、度量がある、懐の深い人になったということ。色んなメンバーの、色んな個性を包み込み受け入れた上でAqoursを正しい方向に教え導くことができる。

それが出来るのは、Aqoursリーダーの千歌ちゃんでもなく、ダイヤさん以外に誰がいるでしょうか。そしてそんな包容力のあるお人に、メンバーは本当に距離を置いたままで彼女を呼ぶしょうか?もう、明らかですよね。

 

 

 

 

言わずもがな、今回のお話はμ's一期10話の「先輩禁止!」になぞらえたお話・・・となってますけど、実際は似て非なるものなんですよね。

先輩禁止!を実行した人は奇しくもダイヤさんが似たような境遇に憧れた生徒会長スクールアイドルの絵里ちゃん

しかし彼女は、まあ有り体に言ってしまうとダイヤさんより有能だった。それまで生徒会長という役職をキッチリ行使し、穂乃果ちゃんに真っ向から正論で攻勢。それでいて、妹の亜里沙ちゃんを深く思いやる一面も最初から忘れなかった。

・・・いや今思うとほんと才媛この上ないよな。表の顔も裏の顔も一貫性があり、だからこそ同じμ'sのメンバーとなった時、自分自身の二面性(あわよくば真姫ちゃんの素直じゃない優しさの二面性も)を取っ払って全部含めて愛されキャラに変貌させるまで全てが完成度高い女の子です。そこを計算高いと形容されないのは、全てが純然たる「自分のやりたいこと」だったのも大きい。

 

ダイヤさん絵里ちゃんの先輩禁止令を恐らく知りません。だけど奇しくも、そんな彼女が先代に憧れ、似たようなことを行なっている。「憧れ」や「模倣」というのは本物とは似て非なる偽物で、つまりは劣るもの。未熟で足りないもの。

でも、それでいいんですよ。ダイヤさんはそれでいいんです一期の初期Aqoursメンバーや妹に対する理不尽な当たり方も、生徒会長としての人望の無さも、加入後のハッチャケっぷりも。絵里ちゃんみたいに完璧な二面性を全うしくていいんです。未熟でいいんですよ。同じ着地点に立たなくていい。EDでも歌っていますよね、「最初は怖いよ」って。「誰だって最初から出来た訳じゃない」って。この言葉、ありふれてるけど大好きなんですよ。すごく自分に寄り添って、力になってくれる言葉。一つ一つの思い出を成長の糧として自分らしく歩んでいくのなら、それでいい。そしてそれを受け入れてくれる居場所こそが、一期で完成されたAqoursという存在だったはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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だから、そんなAqoursのリーダーの千歌ちゃんは微笑みます。自分は自分のままでいい。自分のままで、個性のままでいられることこそ千歌ちゃんが望むAqoursというグループの必要条件で、絶対条件だから。某堕天使の時も似たようなことを言っていた気がしますね。

AqoursAqoursらしくいられるのは、ちょっぴり不器用で寂しがり屋だけど懐の広い生徒会長「さん」が「さん」でいるからこそ。

 

表の顔も裏の気持ちも知った上で、一緒くたにする必要ない、そのままの姿を否定しないということが、この内浦のちっぽけなスクールアイドルだけの個性で強みなんです。だからこそ、そんな違う個性と内面を持った者たちの願いを叶えるスクールアイドルは、「お堅い照れ屋さん」に向かって。

みんな、ちゃんと見てるよ。知ってるよ。 気付いてるよ。

"ゆれるこころの迷いを笑ってくれる"、ハミングするフレンドがここにいるって、さえずってくれる。唱和してくれる。

 

 

 

 

「ダイヤちゃん‼︎」って。

 

 

 

 

 

 

 

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 いやあ4話、ぶっちゃけ100点満点中200点で良かった。月並みですが神回、と呼べる回でした。ダイヤさんにしか成せない「先輩禁止!」のアプローチが完璧に30分で仕上がっていて難癖のつけようもありません。こういう高クオリティの回って感想記事にもとことん筆が乗るんですよね。最高。

先述したようにアニメダイヤさんでため息吐くようなクソ寒い改変(改悪)がされた部分はごく一部なんですが、この4話ではそれらでさえも「先代絵里ちゃんと比較した上でダイヤさんだけの個性と呼べる未熟さ不器用さ」に昇華させていたというのが凄まじく良かった。回を経て、担当回を経てメンバーがそれまでのエピソード全てひっくるめて「成長」と銘打つことができるのは素晴らしいことですよ。

一期の4話でも、世代を超えて等身大の自分の成長を花嫁姿で表せたスクールアイドルがいましたし、やはり「4話は神回の法則」に揺らぎないですね。ダイヤさんファンにとっても、この着地点は概ね満足のいくものであったと思います。

電撃G'sはそれこそ絵里ちゃん寄りに有能で、余裕ある正統派大和撫子なんですよね。未熟DreamerというのがAqoursを表す語なのだとしたら、アニメにおけるダイヤさん一期のクソ寒い所業もこの4話でようやく布石として機能するものです。許せた、とまでは言えませんが・・・少なくとも今後それらに以前のような苦い顔で辟易することは無いでしょう、アニメ改変ならではの最高のアプローチでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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来週も楽しみです‼︎

 

それでは!

 

 

 

いとふゆ

 

 

 

↓2期5話「犬を拾う。」感想&考察↓

 

http://sunnyroad.hatenablog.com/entry/2017/11/07/233552