Sunny Record

深夜アニメ・ラブライブ!の感想等…

ラブライブ!サンシャイン‼︎アニメ2期1話「ネクストステップ」感想&考察〜2期1話じゃなく、1期14話だった〜

f:id:SunnyRoad:20171010221039j:image

これが、これがもう一つの「ラブライブ!」の物語だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、何だかんだ悩んでいたまま出遅れてしまいましたが自分もラブライブ!サンシャイン‼︎アニメ2期の感想と考察をこちゃこちゃ書いていこうかと決心しました。

実際、意を決したのはこうして1話を観て万感の思いが沸々と募ってきたからに他ならない、非常に良い出来栄えだったと思うからです。

出遅れた分、既に有名ツイッタラーさんやブロガーの方々に89%くらい気付いたことを既に書かれてしまってほぼ書くこと無かったりしますがまあ気楽に、ね。

聖地巡礼記事同様クッソ長くなる予感しかないですがどうせほとんどご覧になってる方はいないと思うので、思う存分思いの丈を書き殴りたいと思いますー‼︎それでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

#1  「ネクストステップ」

 

 

 

f:id:SunnyRoad:20171010221508j:image

 

 

 1話は体育館、鞠莉ちゃんの2学期始業式挨拶から始まります。1年生組がサラッと告げますが、1期13話で出場したラブライブ県大会は敗退したとのこと。

・・・うん、いや、まあね。出場グループのみならず、沼津・内浦の観客ぐるみであんだけの違反行為しとったらそりゃね。1期13話のシナリオはそれで色々波紋を呼びましたが、冒頭の千歌っちが13話、ステージ上で見た「輝き」を追いかけるシーンが夢だった〜、とベッドから転げ落ちるシーンに繋がる辺り、もしかしたら違反だらけのステージ丸ごと夢オチで、実際は普通にステージを披露して普通に敗退したのでは、なんて現実逃避の妄想さえ出てしまいますね。普通怪獣チカチーだけにね。

 

 

 

鞠莉ちゃんの言うように、次のラブライブ大会が早くも開催決定するとのこと。またあるんかいポンポン大会開くんやなぁとズッコケがちですが、

考えてみれば無印μ's劇場版のウン年後のアリサ&雪穂のシーン辺りから毎年無事にラブライブ大会が開催されているという事実はありますし、

そうでなくても3672組だかなんだかの膨大なスクールアイドルが生まれてるとアニメサンシャイン‼︎1期で言われてたりラブライブ大会から派生して スクールアイドルコンテストとやらが開催されてたりしたら大会を頻繁に催すのも止むなしといったところでしょうか。

しかしそれだけに、アニメサンシャイン‼︎では明らかにスクールアイドルに関する全てのハードルがインフレしまくっているという現実の壁が千歌っちたちの前に立ち塞がるわけですね。

 

だけどそれでも。千歌ちゃんは微笑みます。

ラブライブに出て、1から10に、10から100にすることが出来れば私たちだけの輝きが見えると思う‼︎」といきり立つ。2期になっても相変わらずの太陽みたいに輝く笑顔がほんと眩しいですよね。可愛い。

この辺の発言に、初見の自分はあまり引っかかりは覚えませんでした。その辺の理由については後述しますね。

 

 

 

 

 

 

f:id:SunnyRoad:20171010223727j:image

 

新OPとED。正直1話を全体的に見渡してみるとかなり内容詰め込んだなぁと印象を受け、アニメラブライブシリーズの様式美よろしくEDに新OP持ってくる方式で本編の尺少しでも取っても別に良かったんじゃねえかとは思いますが、

新OPハンパねえ。そんな懸念を一息で吹き飛ばす程のライブシーンのCGの作り込みっぷりよ。脳みその言語野がスッカスカなので上手く表現できませんが、初見の感想は間違いなく「アニメラブライブ!もここまできたか・・・‼︎( ゚д゚)」でしたね。あそこまでセル画と違和感無い自然体なCGは相当作り込んでますよ。ORANGEさん(3DCGアニメスタジオ)もびっくりです。

 

そういえばORANGEさん制作の新アニメ「宝石の世界」、監督が無印μ'sアニメ監督の京極さんでしたね。

 

Aqoursだけに群青色をベースにした新たな衣装は1期OPよりも少し厚着風ですね。アニメの季節が秋冬にかかっていくからなのか。光瞬くステージをいっぱいまで使って飛ぶわ跳ねるわ微笑むわでもうこれ書くとキリねえな。

 

EDもそうですが、随所随所に今までのアニメラブライブシリーズのOP・EDの振り付けやシーンカットをオマージュしてる部分が見て取れました。

いちいちキャプ貼るとこれもキリ無えですが、OPで9人が掌を差し出した右手を足元からグァーッと突き上げる振りは1期OPだとか、

OPシーンカットで果南鞠莉がムスッと睨み合った後にニコッと微笑むのはまあ1期の名シーンもそうですが無印μ'sアニメ1期OPの穂乃果と絵里も汲み取ってるなぁと感じました。あっちは一応睨めっこの体ですけど。

同じくかなまりがEDで背中合わせにニヤッとするのは無印μ'sアニメ2期EDのデーデッデーコンビだってのは言わずもがな。

EDでみんなで左右に首振ったりわちゃわちゃするのはオマージュというよりアニメラブライブ!の様式美ですが、今回Aqoursの9人はバスの中で手を振っていましたね。

 

・・・いささか考えすぎかもしれませんが、あの光に包まれたバスの中でこちら側に手を振る光景、個人的にはこのアニメ2期でAqoursがゆっくりと破滅(=夢叶わず)へ向かって終わってしまう、というような少し寂しげな情景にも見えました。

いやだってね、何かバスの外が真っ白って怖くないですか?言いようの無い不安に駆られましたよ。今まで散々、時にくどいくらいにバスの外の景色から沼津・内浦のリアル風景を取り入れて推してたのに、よりにもよってEDにそれが無いなんて。いやまあEDにまでそんな作画頑張らなくてもいいと思うし情報過多になっちゃうのも分かるけど。

このままAqoursがバスに乗って、どこか遠い世界に旅立ってしまうような寂しさを想起させずにいられませんでしたね。バス、死亡フラグ・・・リトバスRefrain・・・うっ頭が。

ま、どうなるやらですが。

 

 

 

 

 

 

f:id:SunnyRoad:20171010230122j:image

 

ここかぁいい。最初、バチの先がみかんの果肉に空目した人は俺だけちゃうはずや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:SunnyRoad:20171010230357j:image

 

千歌ちゃんは、13話でみんなで一つの環になって歌った時に「輝きが見えた気がした」と信じます。ラブライブ大会は敗退しましたが、その輝きをもう一度追い続ければきっと浦女も、スクールアイドルも上手く流れていく。そう信じています。今はまだ途方も無い道のりで、また振り出しに戻っちゃったけど、でも収穫は確実にあった。今までなーんにも無かった「0」、つまり田舎の辺境に、「1」が生まれ、「10」を掴み取ることができた。スクールアイドルを始めて5ヶ月程、μ'sと比べりゃ力不足でも、内浦や千歌にとっては革新的だ。まだ猶予はある。そんな希望的観測が、千歌ちゃんの中では溢れていました。

 

 

 

 

しかし、彼女が願うような展開ほど甘く、ゆったりと事が進んでいく現実ではありませんでした。

 

 

 

 

f:id:SunnyRoad:20171010230958j:image

 

もう既に他の方々が散々書いてるし自分も初見からほぼ同じ着眼だったのでかなり端折りますが、いち高校生である千歌ちゃんが遠く及ばないところで、計画は進められていました。

 

突然父親から鞠莉ちゃんに通達された、学校説明会中止の知らせ。それは同時に、正式に来年度の生徒募集を止めて浦女は統廃合(廃校)となることを意味していました。

千歌ちゃんにとって事の運びは突然だったとしても、3年生の落ち着き払ったその態度に、優しい諦めが見て取れます。新理事長となった鞠莉ちゃんは、普段こそおちゃらけていてこそすれ、人知れずその権限を行使し廃校に待ったをかけていました。

最初こそ自分は鞠莉ちゃんの新理事長就任に「うっわメンバーが学校運営側に就くとかもうこれチートじゃんw」なんて楽観していましたが、この展開に改めて鞠莉ちゃんが理事長に就くという展開を見直しました。

彼女は自分が夢中になったことの為なら、周りの人からの勧めや自分の身の回りのこと全てを投げ出してまで一心不乱になる癖があります。彼女の理事長就任は、その延長に他なりません。そしてそれは、そんな鞠莉の姿に負い目を感じて自らごと夢を一度は投げ捨てた果南ちゃんが口添えするシーンが用意されることで、絶大な説得力を発揮していましたよね。

 

 

果南ちゃんが口添えするこのシーン、「ああ果南ちゃん廃校に対して前向きに考えていたんだな」と思う方が多いとは思いますが、多分それは違うと思うんですよ。あいつ、本当は浦女にそんな愛着とか湧いてなさそうだと思う。筋肉バカだしね。走ったり泳げたりしたらそれでいいやーみたいなあっけらかんとした考え持ってそう。

もし愛着を持っていたとしても、彼女にとってそれはそこまで重要じゃない。果南ちゃんにとって最も重要なのは、自分が誰かの夢の為の助けになることなんです。それが廃校阻止だろうと、スクールアイドルでテッペン取ることだろうと。自分の力が、誰かの「一番大切」になっていることの力添えになるために、彼女は全力になれる。μ'sの希ちゃんポジションの、真の後釜かもしれませんね。だけど希ちゃんと違うのは、その判断基準や価値観が全て自分だけになりがちなこと。それが勘違いとなり思い込みとなり意地に変わったことで、「ガンコオヤジ」になっちゃったのが1期のいざこざなんですね。

 

だからこそ、それを経て人の真意をキチンと伺い知ることを覚えた果南ちゃんは、明らかにこの2期1話で成長していましたね。個人的に人間そんなすぐに変われるか!と思うタチではあるんですが、2年間もそのことで大好きな友達と拗らせたのなら、同じ轍を踏まないと心に決めて実践する行為は人間的にとても重要なことです。それを静観するダイヤさんも含め、3年生の描写はほぼ100%「オレが見たかったラブライブ!メンバー」でした。

 

 

ブッブーですわが相変わらずイライラするけど。

 

 

ブッブーですわ、いついかなる時で言ってもクソ寒いとしか思えないんだよなぁ  みつを

 

まあダイヤさんのクソキャラ改変については半ば諦観してますよね。ごめんね。何せ生徒会長として人望が無いから仕事も他力本願だしストレスで胃やキャラが荒れても仕方ないよねとしか思えないんだ。叶うなら、このまま安楽死させてやりてえ。寧ろキャラが荒れたから人望無くなったとも言えるけど。逆逆ゥー!

 

 

 

 

話が逸れました。

理事長鞠莉ちゃんの口から、Aqoursメンバーだけでなく浦女全校生徒にも正式に廃校が決まったことが宣告されます。学校説明会は取り止め、この浦女のスクールライフは来年3月まで。鞠莉ちゃんが粛々とアナウンスするこの立場、ここにきていかに辛いかが分かりますよ。何せ彼女も勿論、この浦女生徒を兼ねる同年代な訳で、同じ青春を謳歌することに誰よりも人一倍強く夢見た挙句新理事長でこの学校を裏からコントロールすることを決めた身。

そんな彼女が今、体育館の舞台の上で生徒会長ダイヤさんと2人、学校の長としてこのスクールライフを来年度から手放せと、通告せざるを得ない。泣き出してしまってもおかしくない。

ひどくやりきれない思いが浦女生徒70数名の間でも蔓延します。学校説明会の勧誘ポスターが嫌に重く感じる瞬間。この時の夕焼けの光源の入り具合の演出が神がかってましたねぇ。正に、浦女の斜陽といった具合に。

 

イムリミットは、予想以上に早かった。予想以上に。

 

 

 

 

f:id:SunnyRoad:20171010235746j:image

f:id:SunnyRoad:20171010235804j:image

f:id:SunnyRoad:20171010235857j:image

 

 

ここからは千歌ちゃんの話。鞠莉ちゃんによる廃校が本決まりになった旨を伝えられ、一時は「お小遣い前借りしまくってアメリカ行って鞠莉ちゃんのパパに踏みとどまってもらう‼︎」とあまりに無謀なことさえ言ってしまう、諦めきれない千歌ちゃん。しかし、事態はいち高校生である千歌ちゃんがもうどうにかできる次元の話ではありません。それは、大人が決めたこと。

梨子ちゃんもとい普通怪獣りこっぴーとかいうクソ寒怪獣から1期1話や8話で千歌ちゃん自身が行なった励ましをそのままちょっと皮肉っぽく再現され、「私だって、Aqoursのメンバーよ。もっと色んな曲作って歌って踊りたい。でもどうしていいか分からないの」と優しく寄り添うように慰めます。

 

 

 

 

この2期1話は、「Aqoursという船に、今や乗っているのは9人だけではない」ということに気付かされました。

1期でのAqoursの器というのは、メンバー加入展開がメインだけあって「夢の向きは違って一人一人が未熟でも、夢見る志は同じ者同士が寄り集まり手を繋ぎ合う場所」となっていますよね。そして13話で、その環が大きく広がった。9人だけじゃない、10人目も手を繋ぎ合える場所としてステージを包んだ。

 

その延長が、この2期1話にそのままかかっている。理事長鞠莉ちゃんがわざわざ浦女全校生徒への始業式の挨拶でAqoursの話をしてラブライブ大会への応援を呼びかけていたように、今やAqoursという船は浦女全体が乗りかかった最後の大船。たとえライブの結果が優れなくても、また「想いを一つ」に賛同してくれる全校生徒が、Aqours浦女最後の舵としていた。

 

 

そのことが分かっていて強みにしていたリーダーの千歌ちゃんにとっては、Aqoursという大船が泥舟に変わる時、大きなプレッシャーを生むのは言うまでもないことです。沈みゆくしかない、諦めるしかないと言われてしまっては、彼女にとってあまりに大きい重責と悲しみになる。

この時、自分は思いました。「ああ、あの13話はAqoursの「表」の最高潮で、2期1話からは「裏」なんだ」って。つまり、表裏一体。13話と2期1話は、切っても切り離せない対照性に富んでいます。

どれだけ過多な演出をしても、

どうにもできない事態が、

どうしようもなく待ち受けている。

この2期1話は、1期13話の延長、14話なんだと気付きました。

 

 

しかし、千歌ちゃん意地でも諦めません。三姉妹の末っ子、本来甘えんぼでヘタレなクセに、変なとこ意地っぱり。度は暗鬱とした夜を迎えても、千歌ちゃん宵の時とともに駆け出します。

「最後まで足掻こう。それまで泣くもんか。きっとキセキを起こしてみせる‼︎」

夜明けを告げる朝陽とともに、普通怪獣チカチーは咆哮します。諦めたくない。一人一人が無力だって分かってても、このまま浦女やAqoursが朽ちていくのが分かっていたとしても。今は諦めたくないと、そう前を向いていたい。進むべき海図が無くても、その水平線の向こうにキセキの光があることを信じて。

・・・感情だけ切り取ってみると、素晴らしい主人公に成長したなぁと涙ぐんでしまいますね。1期ではすぐ音を上げていたあの千歌ちゃんが、今や転んでもタダじゃ起きねえぞ‼︎転んだままでも進んでやらぁ‼︎と言ってのける。

こんな船長がいたら、たまらずついて行きたくなりますよ。乗り込みたくなりますよ。Aqoursという船に、大海原に舵振り切って。そしてそれは、他8人のメンバーも皆同じ思いで。「キセキだよ‼︎」とキセキがあっちから来ることを待ち望んでいたAqoursは、自らキセキを起こしてみせる、掴み取ってみせると言い放つ程に成長しました。逞しい。

μ'sが輝かしい音の女神のスクールアイドルだったなら、Aqoursは逞しい船乗りたちのスクールアイドル。この奮起するシーンは非常に感動的でした。胸がカーッと熱くなりましたよ。

 

 

 

 

 

 

f:id:SunnyRoad:20171011004329j:image

 

 

さて、ここからは完全自分オリジナルの感想と考察のお話。ここからは思いの丈を書きなぐる為、色文字は使わず太字だけで書きます。

 

 

この2期1話をご覧になった方は、「アニメラブライブ!にしては1話目から重いなぁ」と思った方も多いでしょう。自分もそう感じたのは感じたんですが、 重いというより、生々しい話だなと思いました。アニメサンシャイン‼︎は、これからちょっとリアル寄りになるんだなって。

 

 

だって考えてもみてくださいよ。今でこそ言えることですが、μ'sのストーリーってかなりアニメらしいサクセスストーリーだったじゃないですかこういうと批判的かもしれませんけど。本来、リアルに即して考えてみたらですよ。廃校になるかもしれない学校がある町があって、その生徒がアイドルやって有名になったら廃校救えんじゃね?じゃあやろう→やってみたとして、ま、普通に考えてアイドルの首尾がどうなろうと廃校問題は覆る訳ないじゃないですか。

学校運営の指針は要するに大人の事情が入り組んでいて、いち生徒がコントロールできるのは限られているはずです。そしてそれを丸ごとシナリオとして再現したのが、この2期1話なんですよ。

 

μ'sがシンデレラすぎた。MOMENT RINGの歌詞の通り、無謀な夢から始まってキセキのように全てが繋がった。それは未曾有の境地で、何も無い場所を自由に駆け抜けるドキドキが彼女らの青春となった。

2期1話を観た時、自分は改めてそれを感じました。アニメサンシャイン‼︎を見ることで、改めてμ'sのストーリーがいかにジグゾーパズルのように上手くハマっていった物語であるかを自覚しました。

 

千歌ちゃんは、1期12話でそんなμ'sとの「差」を既に痛感していました。そして東京に再び訪れ、μ'sがどうしてそこまで輝けたのかを生で確かめた。そしてそこで、彼女らは自分自身の好きなこと、夢中になることを全力で追いかけただけだったと気付いた。

 

 

そんな千歌ちゃんは、13話で改めてライブを行い、自分の、Aqoursの求めたい「輝き」をステージで見つけかけた。そこに、自分が本気になって躍起になってまでやりたい追いかけたいと思える光を見付けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるブロガーの方で、「廃校になりそう!ラブライブあるじゃん!頑張ります‼︎ダメでした‼︎廃校決定‼︎それでも諦めたくねぇ‼︎ラブライブがんばルビィ‼︎はあまりに感情的で、安直すぎない?」という違和感と指摘をされてる方がいました。確かに、公の事象と照らし合わせた上で千歌ちゃんの心象をなぞるとあまりに愚直ですよね。自分も指摘されてウンウンと頷く他ありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ何故、彼女はそこまで愚直なのか?

言い換えましょう。彼女はどうして、自分らの力不足を痛感してまでスクールアイドルの力にこだわるのか?自分は、もっと踏み込んで考えてみることにしました。しかし、どれだけ考えても考え得る答えは一つしか浮かびませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼女の原初には、スクールアイドルしか刻まれていないからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えばμ'sの穂乃果ちゃんを考えてみましょう。彼女は11話や12話のいざこざの結果μ'sを一時脱退した時、彼女は13話でどのようにして再びμ'sに復帰したでしょうか?

絵里ちゃんの暖かい言葉や、にこりんぱなの懸命な姿に感化された。それもあるかもしれません。しかし彼女は最終的にこう言いました。

「私、やっぱり歌うのが好き!」

そう、彼女はそもそも、スクールアイドル関係なしに歌って踊るのが大好きなんですよ。彼女には、彼女だけが持ち得る「原初の輝き」があった。まさに、後のアイドルの原石だったわけです。そしてそれは穂乃果だけではありません。他8人も、μ's全員「自分は元々〇〇が好き」という原石、才能の塊みたいなものを抱えていたはずなんです。ただ、その原石の磨き方を知らなかった。自分の中の素直な好きに、どう歩み寄ればいいか分からなかった。たったそれだけだったんです。

Snow halationのライブ前で、「〇〇が大好きで」というモノローグがありましたよね。まさにあれを経て、μ'sを「好きの塊」と自覚させたからμ'sはその埋もれていた才能が完全に開花したんだと自分は考えます。

それを気付かせてくれたのが、μ'sの陰の女神様でしたね。希ちゃん有能。なのでその後は無限大のスターダムだった・・・というのはまあちょっと都合が良い気もしますけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃあ、千歌ちゃんはどうなんでしょう。

彼女の原初は、彼女自身が言う通り「普通怪獣」なんですよ。それが嫌で、どうしようもなくくすぶっていた時に出逢ったスクールアイドルを、彼女は自分の原初として、塗り替えた。

あるいは、そう思い込んだのかもしれません。

 

 

千歌ちゃんからスクールアイドルを取ったら、今度こそ何も残らない。だから、彼女はスクールアイドルであることに固執するしかない。ラブライブに挑戦する、スクールアイドルという姿でなくちゃいけない。

 

 

これは、普通怪獣最後の呪いめいたものなんでしょうね。あくまで自称普通ではありますが、千歌ちゃんがそれを自覚し続ける限り、彼女はスクールアイドルの呪いから解き放たれない。

 

あるいは、そんな千歌ちゃんを主人公とした物語だからアニメサンシャイン‼︎には学校生活のシーンが少ないんじゃないか・・・というのは考え過ぎですかね。学校生活シーンを描くと、普通怪獣がたちまち顔を出してしまうから・・・とかね。

 

 

 

 

 

 

 

μ'sがみんな原石を携えていたように、Aqoursも同様に考えると同じことが言えます。

 

大切な夢を追いかける楽しさだけを原初にした者。

 

大好きな友達と一緒に、何かに向かって本気になる望みだけを原初にした者。

 

自分が最上だと思える思考を、いつまでも着飾ることだけを原初にした者。

 

大切な人たちの為だからこそ、自分の憧れへの鎖を断ち切ることだけを原初にした者。

 

 

大好きな友達の真に想っていくこそ、自分の物語が始まるんだと信じるのを原初にした者。

 

 

大事に想う一生の幼馴染が、生涯をかけて夢中になることへの助けになることを原初にした者。

 

 

一番大事な自分の、友達への気持ちをいつまでも傍で静かに守りたいと願うことだけを原初にした者。

 

 

自分を変えてくれた大切な場所と友達を、力の限り保っていたいと信じることを原初にした者。

 

 

それぞれ、9人ひとりひとりは未熟です。大きな運命の流れには、とても太刀打ちできないかもしれない。だけど、それでも夢がある。 まだ駆け出したばかりで、携える夢の向きや強さが違っていても、そのAqoursという船に乗っかれば、いつか何か違う景色が見えるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千歌ちゃんの愚直さには、彼女ら9人のバックグラウンドに空いたぽっかりとした穴が見えた気がしました。

 

やるしかない。ここでやらなかったら、彼女らの中にはもう本当に何も残らない。ゆっくりと諦め破滅を待つくらいなら、「手を伸ばせ!それから悩め‼︎」と意気込むしかない。

視野が狭まろうと、悪足掻きだけは決して止めない。コールドゲームなんてさせるもんか。

 

そういった強い思いを、千歌ちゃんからは感じました。彼女らはいつだって、0からのスタートで、0で終わる。0の掛け算に、0以外の答えを望む船乗りたち。

 

 

 

 

 

しかし、水を差すようですがその悪足掻きは具体的にどうすんの?というのは気になりますね。有り体に言えば、本当にこのまままたラブライブ大会目指して頑張るだけ?って疑問は残ります。そうすると今までのシナリオと全く変わりません。自分もそれがそこはかとなく心配です。どうまとめんの?って。1話のサブタイはネクストステップでしたが、その名の通り誰も見たことのない次の段階へとAqoursは突き進むことができるのか。

 

しかしこれは、ともすればアニメラブライブ!シリーズのシナリオの根幹が試されるシリーズと言えます。過度の期待は禁物ですが、ここまで先の読めない、この先何を目指すのか分からないアニメラブライブ!は初めてですよね。

なので自分はこのアニメサンシャイン‼︎2期に、今後のラブライブ!のセオリーを見直すものがあるんじゃないかと踏んでいます。過度の期待は禁物ですが。2回言ったよ。何せ13話にあんなとんちんかんな展開を予期せずドン!と持ってくるアニメシリーズですからね・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、まだ1話にしてとんでもない量の感想&考察をしてしまいました。おおよそアニメサンシャイン‼︎1期もろともおさらいしてしまっていますね。まあアニメ1期の感想や考察今まで書いてなかったので、このタイミングでかいつまんで書いたと思って頂ければ。

このブログ記事の文字入力もかなり重たくなってきたのでここら辺で締めたいと思います。2話以降はもちょっと絞ります。善処。

 

 

廃校が確約されてしまった浦女。それでも千歌ちゃんは、Aqoursは最後までキセキを掴み取る為に足掻いてみせると咆哮す。

その先に待ち受けるのは、

甘美な光か、

廃れた瓦礫か。

誰かの力で飛ぶしかできない紙飛行機は、Aqoursの新たな船出をどこに着地させるのか。

 

 

来週も楽しみです‼︎それでは!

 

  

いとふゆ

 

↓2話「雨の音」感想&考察↓

 

http://sunnyroad.hatenablog.com/entry/2017/10/17/232223